シリアからの難民で、3歳の子供がトルコの沿岸でうつ伏せになって死んでいるニュース映像が紹介された。衝撃的とヨーロッパ各地にこのニュースが伝わったようだ。難民の40%を受け入れているドイツは、難民から信用されて、ハンガリーを経由してドイツに向かう。
フランスがようやく枠を拡げる宣言をした。EUでは来週にも対策会議を開くという。
シリア、イラク、ヨルダン、レバノンはイギリスとフランス、ロシアが秘密協定で、定規で引くように国境線を決めた。シリアはレバノンもヨルダンもシリアのものだと思っている。イラクはイスラムシーア派の国とサウジアラビアなどのスンニ派の国々との緩衝地域となっていた。それをアメリカが壊してしまった。
イギリスは島国で難民がくるおそれもない。
全く植民地時代の傷はこんな形で、民族大移動をさせるものだということを僕らは知った。民族国家、国民国家、宗教国家、そこに過激派が入り込み、混沌としている。
3歳の子供の母も5歳の兄も波にのまれて死んだ。父親だけが残った。父親は誰にいかるのだろう。サダド? シリア反政府組織? アメリカ、イギリス、フランス、ロシア?
アメリカのブッシュによるイラク攻撃は全く間違っていた。世界の勢力バランスを崩してしまった。テロで3000人犠牲になろうとも、イラク侵攻をするべきではなかった。アメリカ国内で二度とテロを起こさせない防御に徹することで、国民を説得するべきだった。
一対一に復讐と国家対テロ組織は次元が違う。
アフリカから、シリア、イラクからの難民がいつか故郷に帰れる支援をするのが、イギリス、フランス、ロシア、アメリカ、イラク戦争を支持した国々の倫理だと思う。
「朝まで生テレビ」でイラク戦争を支持していた論客は今何というのだろう。約半数が混沌することを断言していた。半分がアメリカ追従だった。
今は映像が残っている時代だから、そういう顔ぶれは調べればすぐにわかることだろうが、小泉元首相がすぐにブッシュ支援を鮮明に打ち出したのを覚えている。
アメリカの軍事的要請を拒否できるとは考えにくい。憲法だけが拒否できるのである。
夫婦喧嘩に口だすな、と言うが、アラブやアフリカに武力で口をだしてはいけない。支援のしかたは他にもある。例えば自衛隊を送る経費があるならば、それをそっくり、贈与すればよい。
フランスがようやく枠を拡げる宣言をした。EUでは来週にも対策会議を開くという。
シリア、イラク、ヨルダン、レバノンはイギリスとフランス、ロシアが秘密協定で、定規で引くように国境線を決めた。シリアはレバノンもヨルダンもシリアのものだと思っている。イラクはイスラムシーア派の国とサウジアラビアなどのスンニ派の国々との緩衝地域となっていた。それをアメリカが壊してしまった。
イギリスは島国で難民がくるおそれもない。
全く植民地時代の傷はこんな形で、民族大移動をさせるものだということを僕らは知った。民族国家、国民国家、宗教国家、そこに過激派が入り込み、混沌としている。
3歳の子供の母も5歳の兄も波にのまれて死んだ。父親だけが残った。父親は誰にいかるのだろう。サダド? シリア反政府組織? アメリカ、イギリス、フランス、ロシア?
アメリカのブッシュによるイラク攻撃は全く間違っていた。世界の勢力バランスを崩してしまった。テロで3000人犠牲になろうとも、イラク侵攻をするべきではなかった。アメリカ国内で二度とテロを起こさせない防御に徹することで、国民を説得するべきだった。
一対一に復讐と国家対テロ組織は次元が違う。
アフリカから、シリア、イラクからの難民がいつか故郷に帰れる支援をするのが、イギリス、フランス、ロシア、アメリカ、イラク戦争を支持した国々の倫理だと思う。
「朝まで生テレビ」でイラク戦争を支持していた論客は今何というのだろう。約半数が混沌することを断言していた。半分がアメリカ追従だった。
今は映像が残っている時代だから、そういう顔ぶれは調べればすぐにわかることだろうが、小泉元首相がすぐにブッシュ支援を鮮明に打ち出したのを覚えている。
アメリカの軍事的要請を拒否できるとは考えにくい。憲法だけが拒否できるのである。
夫婦喧嘩に口だすな、と言うが、アラブやアフリカに武力で口をだしてはいけない。支援のしかたは他にもある。例えば自衛隊を送る経費があるならば、それをそっくり、贈与すればよい。