草刈り、草集め、集めた草を干し、燃やす。虎刈りになった草をまた刈り、集め、干し、燃やす。
風が吹くと、庭の木蓮の葉が公道に散る。その落ち葉を拾う。冬の前の恒例の行事になっている。根がからだを動かすのが面倒な性質なので、億劫ではあるがやっている。
なんだか冬の準備をしているようで、終わったあとには爽快感がある。足腰の運動にもなるかとも思うようになっている。
この頃なんだか眠い。頭の中に課題があって、その課題は浮いたまま溶けないでいる。それを考えていると、ひらめきがないものだからか眠くなる。そんな感じで10日も過ぎている。だからからだでも使ってみようかと思うのかもしれない。
パッと思ったことはさっさとやってしまわなければきがすまない僕の性格だが、課題は、パッと思ってできるものではない種のものだ。主人公をどうしようかという、その、「パッ」が浮かんでほしいのである。
老成などとは縁遠い。 新人の世界に飛び込んだ。新しい世界で脳が疲れているような気もする。