1555 UN、国連ではありません。Ujian Nasional 2013のことで、国家試験、修了試験、卒業試験です。私が聞いていたところでは、今週月曜日15日から始まるはずだった。予定通りに実施がはじめられた地域もあるだろうが、多くの地域、地方では、テスト用紙が届かないために、実施が遅れていた。いかにもインドネシアらしい。
それ以前に、ニュースとして、印刷済の用紙を保管している場所の警戒ぶりで厳重にしていて、問題が事前に漏れないことを強調していた。
ところが、テストに日になっても、テスト問題が届いていない、そんなことは、テストに日にならなくたって、テスト会場には二三日前に全部届いていなければならないもの。当日になって、騒ぎだすとは、いかにもインドネシアらしい、教育相がつるしあげられだした。印刷が遅れているとか、印刷は終わっていたが、梱包が遅れているとか、ある印刷会社は臨時従業員に募集で、予定していた人数が集まらなかったとか、毎日、ころころ変えた言いわけをしている。挙句に、6社に印刷を依頼したがそのうちの一社に他社とは比較無いほど高い見積もりのまま、発注をしていたという理由で、KPKに、テスト用紙発注責任者が、訴えられた。
などなど、明日には、大丈夫、と、毎日繰り返していて、今日になっても、実施されないところがあって、今の段階では22日には全地域で大丈夫、ということになっている。
一斉テストが一斉ではなくなっているわけで、同じテスト問題で、日にちをずらしてやっているのだから、問題が漏れるに決まっているのに、そのことについて、どなたも、発言していないのが、面白い。毎年、カンニングが問題になるいので、事前の警備状態をテレビ局がレポートしているくらいなのに、何故か、実施日がばらばらで、一週間も、間があるのに、テスト問題漏洩について今のところ、全然、話題になっていない。
私は今年も、二人の若者に、援助をした。高校に中途までしか行けず、卒業できなかった人達です。彼らを救う手段があることを以前書きましたが、そういう担当者というか、エージェントがいて、卒業証書を受け取ることが出来る様にしてくれるのです。このテストの時期が一番、卒業証書発行しやすいのですから、ほしい方も渡す方も、お互いのチャンスなのです。
先ほどのニュースでテスト用紙が届かず、待っていた生徒たちが教室の机の上に寝てしまっている風景が映し出された、その後テスト用紙が到着した時の様子に替った。皆さん、くわえ煙草で梱包された用紙を運び出していた。そして、夜になってテスタが始まった。
大雨のシティヲークと晴れ上がった朝の通勤の空、羊雲?
テスト インドネシア カンニング