1553 まだ、夜は大雨、久しぶりにタンゲランの交通渋滞の中に突入して、会社訪問をした。外環高速道路を使わずにジャカルタ、グロゴールからの一般国道を使ってみた。行きも帰りもタマンアングレックの横を通過する道である。10年以上前には、田舎から出てきてジャカルタへ行ったことがまだなかった従業員を十人以上キジャンに乗せて、ジャカルタ見物に連れてゆき、タマンアングレックでアイススケートをしたものでした。
1996年に初めてジャカルタを訪れた時に、空港からの高速道路で一番先に目にはいったのが、タマンアッグレックでした。今はその近辺から向かい側にも高層ビルが立ち並んでいるが、当時はこの付近にはこの四棟唯一だった。私にとっては、ジャカルタを象徴する建物です。今でも、このあたりを通るとジャカルタへ来たなと思う。
タンゲラン方面に南進する、バスウエーが出来ているが、ほとんど無視されている、スディルマンなどのように厳格ではないらしい、バイクも車も普通に走っている。そして、トランスジャカルタバスの数は少ない。ほとんど、見かけなかった。フライ オヴァーの道が現れる、下道は信号が多いし、踏切があるので、上を通れば、時間が短縮できる。間もなく、左側に川が現れる。例の洪水の主原因になる川だ。川の名前は知らない。川には沢山の橋が掛かっていて、その向こうに工場がある、日系の工場も多い。しばらく行くと、高速道路の下をくぐる、外環高速道路だ、東へ向かえば、ジャゴラウィ方面、ビンタローやポンドックインダーの方向だと思う。そこを過ぎると、スカルノハッタ空港へ向かう道が右に現れる。距離的には直ぐそばだが、道は狭く、曲がりくねっていて、雨季には常時冠水する地帯なので、時間的には相当遠い印象になる道だ。
またしばらく行くと、左に在った川を渡る橋になる、川が右になる。その手まえを右斜め前方に入ると、30年くらい前からインドネシアに進出しているいくつかの日系企業がある。ダンボール屋さんとかテキスタイルとか車の部品屋さんなどだが、この地の工場が手狭になって、別工場が必要になり、ほとんどの会社はジャカルタ、チカンペック高速道路沿いに第二工場、第三工場を持っている。
その橋を渡るとタンゲランの町へ入ったという印象になる。勿論、ここまで来るのに、タマンアングレックに東側からムラックに向かう高速道路に乗れば、タンゲランの町の東側を通るし、リッポカラワチもタンゲランの中だ。このあたりには20年以上前からの工業団地がいくつかあり、日系企業と地元企業が混在している。道が狭くて、塀が高いのが印象的、やはり、車やバイクの部品屋が多い。私はその中の二社を訪問した。
帰ってくるまでほとんど一日掛かってしまったが、久々にごった返したタンゲランを再び体験できてなんとなくホッとした。帰り道は大雨だった。
チカラン方面からタンゲランへ行くには三つのルートがある。今日私が通った道、タンゲランの北側から入る。タマンアングレックの南側からムラックへ向かい高速道路を使う、タンゲランの東沿いに三つのインターがある。目的地に依って出口を間違わないようにしなければならない。もうひとつは、ブカシバラットを過ぎたところから外環高速に入ってボゴール方面だが、直ぐにポンドックインダー方面にむかい、ムラックへ向かい高速道路に入るルートです。タンゲランと言っても広いので、目的地によって、ルートを選択した方がいい。
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