3538 こういう話はどうでしょうか。ある日系企業を辞めてというか、たまったものじゃないと逃げ出して、独立、自社を立ち上げた人がいる。インドネシア人だ。
そのある会社とは、この人が、その会社の一部の部署に、配属され、その部署の責任者になり、マネジメントを任され、営業もし、仕事を充実させ、その会社全体は赤字だが、この人の部署は利益を上げ会社に貢献していた。注文も増え、装置が足りなくなったので、倒産、夜逃げをした会社、給料を受け取っていない従業員の代表から、格安で、装置を購入し、設置し、現在の装置になっている。注文が増え、従業員も増え、利益的にも会社に貢献し続けた。それで、その会社の売り上げの30%ほどに過ぎなく、会社全体としての赤字は、依然として、そのままだ。
そして、彼の部署には日本人はいらいから、いなかったし、中古で買った装置の償却も終わり、ただの装置を使うのだから、利益は上がり続けた。
従業員数は、彼のところは、30人ほど、全体では300人ほど、そして、日本人は社長を始め、6人いる。そして、この一年くらい前から、その部門の上司に日本人がなることになった。彼の上司になった。日本人、その部署の仕事は全くできない、材料についても、装置についても、まったく知識がないから、ただ、無言で見回っているだけだったという。その日本人に掛かる費用は固定費を一挙に増やし、その部門の利益を減らす役目しかないという。
そして、注文は自然増で、装置も場所も足りなくなってきた。ところが、場所広げようとした通路は、他部門のクレーム対策に検査や修正のための場所に奪われてしまい、装置を入れようにも場所場無くなった。上司の日本人は、そのことにも、無関心、どんどん,忙しくなり、客先の一部に納期遅れが発生し、迷惑をかけ始めた。日系企業の客先から、何とかしてほしいと、社長や上司に要求するようになってきた。
そうこうしているうちに、社長や上司は、土日も休日も出勤させて間に合わせる、とか、生産速度を上げさせるなどの説得を客先にしたという。自分がやるのではなく、やらせる、といのだ。これには、彼は憤慨した。装置や場所や人数を増やすあいだ、暫定というなら、まだ許せるが、仕事を知らない日本人が勝手に言い訳をしてきたと、そして、オーバータイムの人間がそろわなければ、彼の責任にし、生産速度を上げることは、不良品も多くなるし、物性も変わってしまうから、客先のテストや承認を得なければならないから、そう簡単にはいかない。
彼も休日出勤をしなければならない。役職だから、残業手当はつかない。インドネシアの手当ては、平の従業員への割り増しが非常に多い、彼の給料は部下の給料より少なくなってしまっていた。THRも少ない。
客先、日本人上司、部下たちから、要求されるばかり、責任が最大だし、休めないし、手宛は少ないし、装置や場所を増やしてほしい提案も無視されるし、これじゃ、誰だって、逃げ出したくなるのは当たり前。その中でも、上司が最悪だという。これらの理由を言って、辞表を出したが、彼の頼みについては、依然と無視、そして、辞表も受理しなかったという。先のラマダンの前にだした辞表だったが、レバランを過ぎても受理されない、それから、一か月後にやっと、受理されたという。そして、退職金は自己都合でも最低3カ月になっているはずが、2カ月しかでないかったという。かれ、裁判にかけると言っていた。
私が29歳の時、会社を辞めた状況に似ている。私は、失業保険を受けるために必要な、離職票をもらうまで半年かかった。日本人のあなた、インドネシア人をこういう状態に追い込んでいませんか。
今が盛りの黄炎木 コウエンボク 火炎樹 カエンジュでしょうか。鮮やかな黄色と赤。
酷い 脱出 願望