暇人のぼやき

四十路を越えた廃ゲーマーの徒然日記。

最近のキットは予想以上にできがいい

2018-07-27 20:32:55 | その他趣味
はい、金曜日。
日中は腹痛に苦しめられ、死ぬかと思ったぜ。



さて、昨日無事にGMⅡを完成させ、今日からこれを使って完成度を高める作業に入る予定で、最初にパーティングライン今日は合わせ目消しのまえに、パーティングラインの処理とかどうだろうと思ったら、このキット、パーティングラインが見当たらない。
ブルー3号機を見る。やはりない。
いきなり頓挫じゃねぇかっ!というわけで、引き下がるわけにも行かず、引っ張り出しました。フレームアームズ「ゼルフィカール」
そしたら、こいつも意外となくて、ようやくスラスター部分でようやく一つ見つけました。
いやぁ、最近の金型形成技術をなめてた。確かにあまりやった記憶ねぇなぁ^^;
特に硬質パーツにはほぼない感じ。少し柔らかめのパーツにできるみたいだぁね。性質を考えれば確かにそうなるんだろうけど。

というわけで、無事に素材が見つかったのでパーティングライン処理を。
とはいえ、これほど探してもないということは、カーモデルとか戦闘機とかああいうキットにしか使わない技術ナノかもなぁ。でも、とりあえずやっちゃう。
やはり、特別な道具は使わない。あれば楽だが、いきなり全部揃えるととんでもないことになるからねぇ。

まず、パーティングラインってのはネットで調べりゃ腐るほど出てくるが、改めて書くと“プラ形成用金型の分割線”のこと。
パーツの分割線じゃない。
よくよく見ると、パーツにうっすらと浮かび上がる細い線状の盛り上がりがあるはず。

(こういうヤツ。少し浮かび上がらせるために表面にヤスリで傷を入れてます)


これが、金型を合わせたときに生まれるわずかな隙間、“パーティングライン”と呼ばれるもの。
上下二つの金型を合わせ、その隙間にプラを高圧で流し込むことで作られるのが“インジェクションキット”と呼ばれるもの。
この時に圧力をかけてプラスチックを流し込むために、金型同士の隙間にプラが入ってしまって作られるものがこれ。
じゃあ圧を下げればいいんじゃね?と思うだろうが、そうするとプラスチックが金型に行き渡らず形成不良のパーツが出来たり、気泡だらけで組めないパーツが出てきたりするので、やはり、それも難しいんだよねぇ。

まぁ、そんなこんなでインジェクション方式に頼る以上宿命づけられた部分だぁね。(現時点で一番生産効率がいいのもこれらしいし)
で、当然元絵や車などの現物にはそんな線は無いので、こいつを処理して真に近づけようというものがこのパーテングラインの処理。
いろんなところでナイフでヤスリ掛け、とか、スクレッパーを使って削り取る、とかいろいろ書かれているがそんあ作り始めにそんな道具を揃えるとか、傷つける可能性もあるのにナイフで器用にってのはなかなか難しい。
ナイフも使わずどうすんの、と言う話になるが、要はエッジの効いた金属さえあればいいのだ。
じゃあ、ナイフの刃ほどパーツを傷つけず、エッジの効いた金属ということで、俺はデザインナイフの裏側を使ってる。
まぁ、何のかんのとナイフの刃も消耗品。使えなくなったらそそくさとポイされる運命。
ならばその裏側も使い切っちまおうという貧乏性から生まれたもの。
カッターナイフの人は刃の反対側を使ってやればいいと思う。
軽ーく数回当ててコリコリとやると削れてくる。刃を使うと当てる角度を間違えたら引っかかって抉ることがあるが、こちらなら引っかかれば止まるだけなので、安心。
意外とこのナイフの背中ってエッジが効いてて鋭いのな。
それを使って削ってしまおう。

削った結果。さっき見えてたラインが消えてるのが見える……かな?



ちなみに俺は持ってないけど、セラミックの刃でできたデザインナイフもあるらしく、これがなかなかいい具合だそうな。

あとはスクレッパーとか、彫刻刀とか、ヤスリで気合い削ぎとか。いろいろ方法はあるので、探してみるのもいいかもしれない。
要は刃ほど鋭くない角を持った金属があれば楽というお話でした。

次は何だろーなー。
まぁ、思いついたものでいいかw。
コメント
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