エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

一陽来福・・・希望に満ちた年でありますように

2012年01月01日 | 日記
新しい年が開きました。
紅白歌合戦は、ここ何年も見ていなかったけれど井上真央ちゃんが赤組の司会だと言うので、所々をみた。
なんと赤組が優勝したのである。

この新しい年は、やはり女性のパワーが必要であると国民誰でもが考えていると言うことの結果だろうと思う。
女の力は、凄い!
戦後の復興だって、女が支えた。
例え食料が不足したって、女は生きていける力を持っている。

女はやはり太陽であり、希望であるのだ。



さて、泥鰌内閣に限界が見えて、もう政治にはそう多くは期待できないと知った年の暮れでありました。
本当は、すごく期待した内閣でした・・・。



この泥鰌、鍋にすると旨いのである。
浅草の「どぜう屋」では「どぜう飯田」がぼくは好きだ。
甘くない下地が良いのである。

蔵前国技館で大相撲を桟敷で観戦するとこの「どぜう」がお土産になっていた・・・もう違うか?
ただし蔵前国技館のどぜうは「駒形どぜう」である。
駒形どぜうの下地は、甘いので敬遠気味である。

とまれ、江戸ではこの二つの店が「どぜう」の名店なのである。

かなづかいでは「どぢやう」あるいは「どじやう」が正しいが、四文字では縁起が悪く、三枚の暖簾(のれん)に書けないのである。
従って「ど・ぜ・う」となっているのである。

さて、脱線してしまった。
「一陽来福」である。



一陽来福とは「悪いことが続いたあと、ようやく物事がよい方に向かうこと。」
を言うと大辞林にある。
「―を願う!」と言った意味もあるし「冬が終わり、新年を迎える」意味でもある。



今年の新年のあいさつに、ぼくはこの文字を書いた。
新年を寿いだり、祝ったりする訳にはいかないからである。

今年は「復興」の槌音が高らかに響く年であって欲しい。
その思いである。




    初雪や飛天象(かたど)り消え去りぬ         野 人
    破魔弓は矢を放たずも幸狙う
    破魔弓を授かりし宮今は無く
    初髪や子の子来たれり跳び弾け
    寒椿落ちる椿や咲く椿
    侘助や一輪咲けば次々に
    歳末の売り出し人の列長く
    柳眉立て髪逆巻くは冬将軍
    去年今年君の唇甘きかな
    和菓子もて時間送りぬ初時雨






年初にあたり、黄金に輝く浜は落日でなく朝日であることを祈る。
    





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