エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

六義園の気配

2012年01月27日 | 日記
柳沢吉保の下屋敷である。
柳沢吉保とぼくは甲斐の国を通じて支配・被支配の関係にある。

彼は、天領としての甲斐の支配者であったからである。
甲府勤番の大名でもあったわけだ。

従って、甲斐の国には民謡が無いといっても大袈裟ではないのである。
「粘土おたかやん」が密かに唄われていたくらいである。
それも、精々ぼくのおばあちゃんが知っていたくらいの民謡である。



ぼくが小さかった頃、おばあちゃんに唄ってもらった記憶があるけれど、その歌詞は殆ど覚えていない。
父に教えて貰った微かな記憶によると、柳沢吉保を忌み嫌った内容である。
確かに、歌詞の中に「柳沢は嫌だよ、ありゃせ、こりゃせ」というのがある。



さて古い記憶はここまでにしよう。



六義園の雪景色は格別に宜しいのである。



中島へ渡る橋である。



雪吊りも大きいものから小さいものまで多種である。
これは大きいもの。



こんな按配である。
このコントラストが素敵である。



金沢の兼六園も素敵だけれど、六義園も劣らず素敵である。



舟遊びの小船も舫ってある。



街のど真ん中である。
だがしかし、静謐な空間なのである。



午後、陽が陰ってしまってこんな風になった。
この雪景色も素敵である。





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