いまが盛りの蝋梅と、咲き初めて寒さを吹き飛ばす福寿草。
二題が今の季節である。
加えて、二つとも黄色い花が鮮やかである。

徐々に花に迫っていく。

蕾も多いけれど、青空に映える。

来た!

日を背にすると、花弁の繊細さが際立っていく。

儚さの楚たる美知らず蝋梅花 野 人

次は、福寿草である。
正月には各家の玄関にあった花である。

今になって咲き始めている。
陽にあたると花開き、陽が落ちると閉じる。
長く咲いている。

我が家の三つ目の蕾である。
頭がちょこんと黄色く、開花を期待させてくれるのである。
そこにだけ光溢るる福寿草 野 人

蝋梅の透明感には及ばないけれど、北風が吹こうが断固として咲くのである。
その生命力と存在感は蝋梅を凌ぐ。
だがしかし、二つとも「凛」と咲いている。
「佇まい」が好きである。
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荒野人
二題が今の季節である。
加えて、二つとも黄色い花が鮮やかである。

徐々に花に迫っていく。

蕾も多いけれど、青空に映える。

来た!

日を背にすると、花弁の繊細さが際立っていく。

儚さの楚たる美知らず蝋梅花 野 人

次は、福寿草である。
正月には各家の玄関にあった花である。

今になって咲き始めている。
陽にあたると花開き、陽が落ちると閉じる。
長く咲いている。

我が家の三つ目の蕾である。
頭がちょこんと黄色く、開花を期待させてくれるのである。
そこにだけ光溢るる福寿草 野 人

蝋梅の透明感には及ばないけれど、北風が吹こうが断固として咲くのである。
その生命力と存在感は蝋梅を凌ぐ。
だがしかし、二つとも「凛」と咲いている。
「佇まい」が好きである。

荒野人