エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

蝋梅と福寿草

2012年01月19日 | ポエム
いまが盛りの蝋梅と、咲き初めて寒さを吹き飛ばす福寿草。
二題が今の季節である。

加えて、二つとも黄色い花が鮮やかである。



徐々に花に迫っていく。



蕾も多いけれど、青空に映える。



来た!



日を背にすると、花弁の繊細さが際立っていく。






      儚さの楚たる美知らず蝋梅花        野 人






次は、福寿草である。
正月には各家の玄関にあった花である。



今になって咲き始めている。
陽にあたると花開き、陽が落ちると閉じる。
長く咲いている。



我が家の三つ目の蕾である。
頭がちょこんと黄色く、開花を期待させてくれるのである。




      そこにだけ光溢るる福寿草        野 人





蝋梅の透明感には及ばないけれど、北風が吹こうが断固として咲くのである。
その生命力と存在感は蝋梅を凌ぐ。

だがしかし、二つとも「凛」と咲いている。
「佇まい」が好きである。




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 荒野人