エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

昨日は初雪、今日は大寒

2012年01月21日 | 日記
昨日、東京は初雪に見舞われたのである。
しかしながら、我が練馬区以西では積ることも無く舞っただけであった。

練馬は結構降ってくれた。



初雪の反意語は終雪(しゅうせつ)である。
東京は、4月に入っても雪が降ることがあるから油断は出来ない。

雪は、眺めている分には楽しい。
被災地は大変だろうと思いを馳せることが出来る。
それは現地を見てきたからに他ならない。

日本列島は寒さの真っただ中にある。
今日は24節季のうちの第24・大寒である。

小寒後15日で大寒に入り、大寒後15日で、寒が明ける。
小寒から節分までが寒の内と呼ばれているのである。
武道ではこの頃寒稽古が行われ、凍り豆腐、寒天、酒、味噌など寒気を利用した食物が仕込まれる時期にもあたるのである。

大寒の朝の水は1年間腐らないとされており容器などにいれ納戸に保管する家庭もあったりする。
自然への畏怖が現れた美しい慣習である。



2月に入れば、立春が待っている。




      しんしんと降り来る雪の重さかな        野 人
      初雪ややがて雨滴に変わりたる
      菜園の青菜に落つる垂れ雪




嗚呼、早く春を詠いたい。
そう思うのはぼくだけであろうか?




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 荒野人