エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

郭公

2016年07月10日 | ポエム
郭公を久しぶりに聞いた。
奥深い場所というより、人里で聞いたのである。



八ヶ岳の麓、である。
暖かい珈琲と、サクサクのクロワッサンを頂きながら聞いた。







「郭公や一番電車の軋む音」







近くを小海線が通っている。
その一番電車の音を聞きながら、同時に郭公を聞いている。



至福の時間である。
朝食を認めた後、近くをすこしだけ歩いた。



昨年は、熊が出たとの話しもあった。
今年は、全国で熊出没のようだけれど・・・。
まだ、人里には出て来ていないようである。

それにしても、郭公は沁みる。
異次元の世界からの伝達事項を、密やかに通知しているのだ。



     荒 野人