エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

梅雨晴間

2016年07月11日 | ポエム
梅雨の晴間だけれど、昨日の空は見事な雲を従えていた。
なんだかはっきりしない天気が続いているけれど、昨日は紛れも無く梅雨晴間であった。

自然と、心がウキウキしてくる。
ヒトって、げんきんなものである。



でも、ぼくは雨も大好きである。
出かけるのは億劫だけれど、屋根を打つ音とか、傘を打つ音とか楽しい。

そうした楽しい雨の一時休止、である。
貴重な晴間だ。
楽しまなければなるまい。



近くの公園では「オニユリ」が咲き始めた。
ごついけれど、綺麗な野の百合である。







「境界の未だ定まらず雲の峰」







梅雨晴間なのだけれど、見上ぐれば「雲の峰」が練習中である。
だがしかし、隆々とした雲にはまだほど遠い。

それでも、空を突き破らんとする雲の峰である。



夕方、陰影を濃くした空があった。
それも又、雲が演出しているのである。



      荒 野人