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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

小石川のいろは紅葉

2017年12月03日 | ポエム
誠に結構な居住まい、である。



小石川植物園のいろは紅葉は、いまが盛りだ。



園内の散策の途次、旧小石川療養所の井戸が残されている場所がある。
すっかり囲われて、際めて今風な覆いに雨風を凌ぐ風情である。

つまらん!



しかしながら、いろは紅葉は極めて宜しい。
何故・・・いろはと冠が着くのか?
と言えば、何のことは無い葉が「いろはにほへと」と七つに切れているからである。








「数ふればいろはにほへと紅葉かな」







いろは紅葉の下で、葉の切れ具合を検証されると良い。
きっと、七つに切れている。



ぼくは、小石川植物園を出てから石川啄木の終焉の地を訪ねて地下鉄乗った。
充実した一日であった。

      荒 野人