エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

池の周り

2017年12月07日 | ポエム
池を回るのは楽しい。
往古の「回遊式庭園」の結構は、その証左である。

最近「六義園」に出かけたけれど、大名庭園はその結構が多い。
池の面に映る景色は、異次元でもある。

殊に秋、そのさまは一層である。



沼沢でも、この姿である。







「小春日や池の周りの影注して」







この池は、新宿御苑である。
広大な敷地の中を、行きつ戻りつしつつ秋の終わりを感じたのであった。



この日は、小春日和であった。
しばらくベンチに座ったものであった。

秋思を詠うのは今。
そう思いつつ、詠めなかった。


     荒 野人