先週
大湯沼越しに
白髭の滝
蘭越町の地熱調査のやぐらから
白煙が激しく飛び出しているニュースをみて、実際に見に行くことにした。
大湯沼越しに
異様な高さで噴煙があがっている。
何か、自然の間欠泉的な事情であれば、皆も納得なんだが
何か、自然の間欠泉的な事情であれば、皆も納得なんだが
見ての通り、やぐらから噴出している。
観光資源になりえるかもしれないが
観光資源になりえるかもしれないが
現実は農業被害もありそうだし
会社が公表しなかったヒ素も出ていて、人も体調を崩した。
たしかに辺りは
凄まじい臭いと
遠くでも聞こえる轟音が。
川を見ても
川を見ても
牛乳色。
なんらかの温泉的な成分かもしれないが、つい数日まではイワナも泳ぐ清流
近くの別の川も覗いてみると
やはり濁りが。
近くの別の川も覗いてみると
やはり濁りが。
蘭越町は米どころ。
ニセコ由来のよい水質を売りにした
米作りに暗雲。
が、これは
もしも、寝てる子を起こさなければこんな有毒物質を噴出することはなかったのだろうが
寝てる子はそもそも
すごいポテンシャルを持っていたわけで(それを利用しようとした企業)それが、制御不能に陥った
人間の負けな話。
何かのきっかけで自然噴出したかもしれないポテンシャルの高さを感じさせる話だ。
が、相対して
美瑛 白金温泉では
白髭の滝
なんて、有名になっているが
こちらも
温泉成分が流れ込んだ川が
青く見える
生き物の暮らせない環境を
青い川
とか
青い池
とか
騒ぎ立てて、観光資源にしている。
確かに青い池は幻想的だし、
確かに青い池は幻想的だし、
キレイに見える
こんなふうに、商業利用されたりして。青い色を生かした商売が多数。
こんなふうに、商業利用されたりして。青い色を生かした商売が多数。
ついでに公園にも白い木琴置いたりして、ツーリストの写真を撮りたい欲を満たす努力がみられる。
ほんの少し
ほんの少し
企業が掘ってしまった結果の
川の色と
自然に流れ込んでしまった結果の
川の色
もともとの地下のポテンシャルの高さは一緒
活用する人間の捉え方や立場で
こんなにも違うなんて
蘭越町の白煙が制御でき、産業がいつもの通りに戻るのが一番だけれど
少しつつけば、こうなるリスクもある。自分が現地でなんらかの被害に合っていたならば、
制御しきれない自然と長きに渡り戦う道を選ぶかどうか。
考えさせられた。
蘭越町の地下物質噴出で被害に合われたたくさんの方々をお見舞いいたします。