ESPOA blog

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十年一昔?

2022-05-20 14:42:23 | ブログ

2022年5月。

全く個人的なことで大変恐縮ですが、私がエスポアに入社して丸10年が経過し、この5月から11年目に突入しました。10年ってこんなに短かったっていうぐらい、体感的には5~6年の気分です当時はとにかく必死だった記憶がありますが、入社してちょうど1ヶ月後に開催されたエスポアスクールでのことも今でも印象に残っています

 

当時は、ドメーヌ・ド・ラルジョルはまだルイ=マリさんの時代で、スクールの日程に合わせてルイ=マリさんが来日してくださっていました。私は本部スタッフの一員として大阪のスクールに参加していましたが、なにしろ入社1ヶ月。何も分からないままその場にいた感じです

 

ルイ=マリさんの講義は、“ビオディヴェルシテ(生物多様性)”についてでしたビオディヴェルシテという言葉を聞いたのも初めて、ワイナリーがそんな取り組みをしていることを知ったのも初めて。当時は、日本語でも内容をきちんとは理解できていなかったような気がしますが、それでも「ワインはまず良いブドウありき」ということは実感できましたそして、こんな専門的な話をしっかり通訳できる先輩Nさんには圧倒させられました

 

その後、試飲・試食の時間だったのか、ルイ=マリさんとのフリートーク時に、参加されていた加盟店さんから、通訳でもない私にちょっと聞いてみてくれない?とご質問が「地球温暖化の影響で良くなったブドウ品種と悪くなったブドウ品種は?」とか、「収穫時期を遅らせてより完熟させることで、何か新たな問題は起きないのか?」とか。そ、そんな話、私訳せません…

なんとか通じる言い方ができないものか、私がうーんうーんと唸っていたら、ルイ=マリさんは「フランス語の勉強だから。質問は何?時間はたっぷりあるから、ゆっくり考えて(笑顔)」とそして別れるときも、「フランス語の映画を観なさい、毎日!」と声をかけてくださいました

 

しょっぱなからこんなあたたかいお言葉をいただき、このとき、フランス語もワインのことも日々精進!と思ったことはしっかり覚えています!あれから10年。私は成長できているのか?ですが、今後も日々精進していきたいと思います。とりあえず、フランス語の映画また観てみよう(笑)。

 

私の顔は公開できませんが、10年前のルイ=マリさんと私

(I.Y)


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