シンプルで品のあるボトルに「EDDU」の表示。これはブルトン語で「そば」の意味だそうです。フランス・ブルターニュ地方の穀物であるそばの実を原料にしたウイスキーと出会いました。メンヒル蒸溜所で造っていますが、これって世界で唯一のウイスキーのようで超レア品。ウイスキーは木樽で熟成して造りますが、なんとブランデーの最高峰であるコニャックの樽で熟成しているそうです。スコッチやバーボン、アイリッシュ、日本のウイスキーは数多くありますが、コニャックの樽を使ったものはなかなかお目に掛かることはありません・・・フランス産、そばの実が原料、コニャックの樽で熟成ってとても希少価値が高いと思います。
味わいはスコッチウイスキーのようなハードな味わいではなくとても繊細できれいな味わい、旨さがじわじわと溢れてくる感じです。2種類あり5年熟成のものは、まだ荒々しさがありますがそばの味が楽しめます。10年熟成のものは、バランスも良くこなれた感じがあり余韻も長く楽しめます。そばでこんなウイスキーが出来るなんて驚きです。どちらも美味しいですよ。あと普段の料理とも合わせやすいウイスキーだと思います。まだ体験が少ないので具体的には書けませんが、今後色々試していきたいと思います。T・M