~ いるかしあわせ宅配便 ~

ばあちゃんのひとりごと

食物は命(プラーナ)

2011-02-14 08:56:43 | いるかこもれび助産院
友人がアーユルヴェーダーの勉強中に言ったことを思い出しました。


食物は命(プラーナ)あるものの命(プラーナ)なり
世の中の人は食物を競い求めるものなり
顔色も、気分も、美声も、
命も、聡明さも,幸福も、
満足、滋養、体力、知恵も、
すべては食べ物に依存している。
口に糊する世俗の行為も、
天界に逝く祭式行為も、
解脱のためといわれる行為も、
みな食物に依存している。
(チャラカサンヒター・Ⅰ・27・349~351)



この文章が目につき、ちょっと悲しかったと言いました。
「死ぬまで生き物の命を食べないといけないから」


改めて「まんま おたべ(食事作り)」の意味することが理解できた気がします。
http://www.iruka-club.com/class/manma.html


私たちは
すでにプラーナを失ったインスタント食品、レトルト加工食品。
栄養学に基づき、栄養素を重きにおいて作られた食品、サプリメントなどです。
栄養価はあると好んで食しています。
それは調理をする時間がない、邪魔くさいなど。
命はプラーナで保たれているということを知りながら、
つい、癖で安易な方法を選んでいます。


妊婦さんの身体が冷えていて、難産になると助産師さんからお聞きしたことがあります。
プラーナのない食物を食べていたのでは,身体のエネルギーも減少します。


もうすぐ春です。
野菜が沢山店先に並ぶことでしょう。
命ですから・・・大切にいただいてみましょう。


赤ちゃんの食べ物は母乳ですね。
ミルクは補助食ですね。
母乳があげられないお母さんもいらっしゃいます。
このようなお母さんは仕方ないことです。
赤ちゃんの消化器系が発達するまでは補助食(ミルク)で命を育むことが大切です。
しかし、安易にミルクに移行するお母さんがいらっしゃいます。
指導者側にも責任があるように思います・・・正しい命を知らして欲しいと願います。