魚のアトリエ”うおとりえ”

新鮮な魚を美味しく食べたい!!
 「魚っ食いの365日

魚アートギャラリー・・・これなーに?

2013年06月20日 | 魚の姿


  魚を下ろしているとき、偶然こんな形になりました。

   これ、何の魚?

          


   新鮮な魚は、下ろしていても内臓の腑分け出来るので、
   解剖の練習をしているようなところがあります。

  続きは明日。
  
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カツオの打撲傷

2013年05月12日 | 魚の姿
カツオが打撲傷を負っていた!!

 ご存じカツオの一本釣りは豪快そのものだ。
しかし、宙を舞ったカツオが船端に落ちるときの衝撃は相当のものだろう。
当たり所が悪ければ、重傷を負う。
そさんなカツオと思しきものに出会った。
 鹿児島から空輸便シールが貼ってあったから、このカツオは2度空を飛んだのだ。



 ところがその2週間前、紀州沖のケンケン漁漁のカツオがあった。
わたしの大好きなカツオだ
こちらは、引き縄漁だから、宙を舞うことなく、抱きお抱えるように取り込まれる。
その違いは、実に大きい。

      
      打ち身のかつお 一本釣り?             ケンケン漁のカツオ               

 この二つを比べて、どちらの方がカツオがカツオにとって優しいか。
 それは一目瞭然、誰だってわかる。ケンケン漁の方が美味しい。

もっと、かわいそうなのは巻き網漁の魚だ。
大きな網で海に放ち、海中を引き回すから、カツオはイモ洗い状態で息絶える。
もまれてもまれて、さながらマッサージチェアにかかったよう、と私は想像している。
だから、刺身にしても身の締りがないような気がする。
そういうカツオは申し訳ないがご遠慮している。

 だから、魚は数多くとるより、優しく獲ってもらいたいと思う。
 食べ物なのだから。
 
 
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冬の魚たち・・・1月・2月

2012年02月24日 | 魚の姿

          の魚たち

 1月に遡って、今年の冬の魚を振り返ってみる。
 天候不良で、例年に比べて「捕獲」した魚の種類が少なかったように思うが、
 それでも、こんな顔ぶれに出会うことが出来た。
 
      初登場は鱈。なんと言っても魚篇に雪ですから。

      

      真冬の鱈は、値打ちは白子だが、どうもこれは苦手。
      何しろボリュームが多すぎて食べきれないから。
      その点、メスは加工の仕様があるからメスを選ぶ。
      しかしその卵は、巨大だ。一腹でゆうに1.5kgはある。

      

      そぼろ風に煮つけて、瓶詰めにした。

   

      寒サバ。小振りだったが、<寒>と頭にふれる魚は美味い!!
      定番はしめ鯖。味噌煮も美味いし、塩焼きにしても、干物にしてもよい。
      
      

      冬から春にかけてマスが美味い。
      和風にも洋風にも、使い道があるから大好きな魚だ。
      粕漬けにすれば、2-3週間は食べられるから、上物があれば必ず捕獲する。

      

      カレイの王様、ナメタガレイ。
      胸元から、しりの方まで巨大な卵が素晴らしい。
      魚卵はだいたい美味しいが、ナメタの卵は特に美味しいと思う。

      

      ホウボウの刺身がこれほど美味いとは知らなかった。
      第一級の刺身だと思う。 洋風の調理をしたくなる色と姿だ。

         

      ブリ!!。2月も半ばとなれば寒ブリとは言えないが、冬の魚の王者だ。
      9.3kgの魚をさばくのは、最大級だ。
     
      

  こうして魚を眺めていると、”魚っ食い”は、狩猟民族だなあと思う。
  狙っても行くが、出会えば仕留める。そして食べ尽くす。
  なくなったら、また狩りにに行く。市場は漁場だ。
  獲物がなければ、その週は魚をたべないで過ごす。







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驚異のたら腹

2012年01月16日 | 魚の姿

1月7日、ことし初めて市場に行く。例年のことながら入荷は少ない。
その中で、大きな鱈が並んでいたので、わたしの初荷となった。

   

 この美しい顔立ちを見てください。鮮度も抜群の青森産メスの6kgです。

         

 持ち帰り、早速裁さばくも大きなお腹に手を焼く。ぶよぶよぶよの大きなお腹。
 お腹に<木栓>が刺し込まれていたのでそれを抜くや、どっと卵が流れ出た。
 まさに産卵直前だったので、卵が流れ出るのを抑えていたのだ。初めて見た。
 
      

   

 卵は、甘辛く煮付ける。

   


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魚の姿・・・太刀魚の形相

2011年11月03日 | 魚の姿
 相模湾・平塚漁港からぴかぴかの太刀魚が入荷。

        

 この頭の形、鳥の嘴を思わせるような異様。新幹線の先頭車両のようでもある。

 英語でもsword fish、和名も太刀魚だから、誰が見ても太刀姿を連想するのだろう。
ところが、「立ち魚」とも書かれる。海中では文字どうり頭を上にして直立しているという。
ゆらゆらと漂いながら、頭上を通り過ぎる小魚を捕えるというのだが、それにしてもその歯の
鋭さはどうだ。小さな胃袋の割には口が大きすぎる。尾びれがないから泳ぎは下手なのだろう。
どうも、泳ぎの下手なのと捕食の仕方から、ギャングのような形相となったのではなかろうか。

 銀白色の装いもきっと意味があるのであろうが、剥げ落ちやすい。扱いが悪いとキズだらけになるが、
その皮は引いてみると意外と丈夫である。3枚に下ろし、皮を焙って刺身で食べる。淡白な味わいだ。

 適当な長さにぶつ切りにすれば、簡単にバター焼きにして食べられる。魚下しが不得手でも出来る。


















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