依頼があって、お魚教室に出かけた。
アジを3枚に下ろし、サンマの刺身を作るという内容。
これを万能包丁でさばこうというのだ。
対象は、主婦を中心に約20人。
一通り、さばき方を教える。
いよいよ、皆それぞれ包丁を握って取り掛かる。
手の感覚で行う作業はなかなか、相手に伝えられないことを痛感する。
教えることの難しさを改めて知る一日だった。
そこで、魚調理の7か条を作ってみた。
魚調理の心得7か条
・・・家庭で魚をさばく時の・・・
1.魚さばくは 大出刃 柳、包丁まめ研ぎ 怠らず
【包丁と手入れ】
魚をさばくには出刃が必要。出来れば刺身包丁(柳刃)も欲しいところ。
万能包丁でも出来ることと言う向きもあるが、万能包丁(両刃)と出刃(片刃)とは
つくりが違い、魚調理に向かない。包丁は切れが命、こまめに研いで手入れが肝心。
2、プロの手際を 真似たりするな、素人はゆっくり 丁寧に
【包丁使い】
プロは手際よいが、毎日やっているのだからあたり前。主婦(主夫)には素人なりの
やり方がある。やり易いさばき方で、手順を覚えるとよい。
3、まな板魚は 水気が嫌い、洗い過ぎずに 機嫌とる
【身質を保つ洗い方】
魚を洗うのはウロコを取り、内臓を除去した後の1回に限る。洗った後は水気をよく拭き取る。
キッチンペーパーなどで。こうすると身質の劣化を防ぎ、美味しくいただける。
4、低温調理で 身質を保つ、ダブルバットに氷水
【調理中の低温を保つ】
調理中もできるだけ低温を保つよう心がける。ステンレスバットに氷水をつくり、その上に
もう1枚バットを重ねて、そこに調理中の魚を置き、低温を保つこと。特に夏場は必ず。
5、出来栄えよりも 歩留まり大事、まるまる食べる 心がけ
【無駄を出さない】
プロの調理は手早く、出来栄えはよいが切り捨てるところも多い。家庭調理では無駄なく食べる
ことを心がける。丁寧にさばけば10%は歩留まりが上がり経済的。
6、頭・骨・皮 はらわた 身肉、骨格知って 技磨く
【骨格構造を知る】
魚の体のくくりををよく知ってさばけば早く上達する。アジを3枚に下ろすことがすべての基本。
これが出来れば、たいていの魚はさばけるようになる。
7、魚は唯一の 天恵食材、いただく命は わが命
【天然食材】
肉も野菜も人口飼育・栽培するが、魚は唯一の天然食材である。自然環境の仕組みの中で魚と人は
命を支えあう関係にある。大切に獲り、大事に食べたい。
以上は、自分自身が常々心がけていることである。
アジを3枚に下ろし、サンマの刺身を作るという内容。
これを万能包丁でさばこうというのだ。
対象は、主婦を中心に約20人。
一通り、さばき方を教える。
いよいよ、皆それぞれ包丁を握って取り掛かる。
手の感覚で行う作業はなかなか、相手に伝えられないことを痛感する。
教えることの難しさを改めて知る一日だった。
そこで、魚調理の7か条を作ってみた。
魚調理の心得7か条
・・・家庭で魚をさばく時の・・・
1.魚さばくは 大出刃 柳、包丁まめ研ぎ 怠らず
【包丁と手入れ】
魚をさばくには出刃が必要。出来れば刺身包丁(柳刃)も欲しいところ。
万能包丁でも出来ることと言う向きもあるが、万能包丁(両刃)と出刃(片刃)とは
つくりが違い、魚調理に向かない。包丁は切れが命、こまめに研いで手入れが肝心。
2、プロの手際を 真似たりするな、素人はゆっくり 丁寧に
【包丁使い】
プロは手際よいが、毎日やっているのだからあたり前。主婦(主夫)には素人なりの
やり方がある。やり易いさばき方で、手順を覚えるとよい。
3、まな板魚は 水気が嫌い、洗い過ぎずに 機嫌とる
【身質を保つ洗い方】
魚を洗うのはウロコを取り、内臓を除去した後の1回に限る。洗った後は水気をよく拭き取る。
キッチンペーパーなどで。こうすると身質の劣化を防ぎ、美味しくいただける。
4、低温調理で 身質を保つ、ダブルバットに氷水
【調理中の低温を保つ】
調理中もできるだけ低温を保つよう心がける。ステンレスバットに氷水をつくり、その上に
もう1枚バットを重ねて、そこに調理中の魚を置き、低温を保つこと。特に夏場は必ず。
5、出来栄えよりも 歩留まり大事、まるまる食べる 心がけ
【無駄を出さない】
プロの調理は手早く、出来栄えはよいが切り捨てるところも多い。家庭調理では無駄なく食べる
ことを心がける。丁寧にさばけば10%は歩留まりが上がり経済的。
6、頭・骨・皮 はらわた 身肉、骨格知って 技磨く
【骨格構造を知る】
魚の体のくくりををよく知ってさばけば早く上達する。アジを3枚に下ろすことがすべての基本。
これが出来れば、たいていの魚はさばけるようになる。
7、魚は唯一の 天恵食材、いただく命は わが命
【天然食材】
肉も野菜も人口飼育・栽培するが、魚は唯一の天然食材である。自然環境の仕組みの中で魚と人は
命を支えあう関係にある。大切に獲り、大事に食べたい。
以上は、自分自身が常々心がけていることである。