魚のアトリエ”うおとりえ”

新鮮な魚を美味しく食べたい!!
 「魚っ食いの365日

魚の姿・・・今年を振り返って

2011年09月30日 | 魚の姿
ことし、今までの魚を写真で眺めてみました。

イシモチ 9月20日



カンパチ  9月16日
   

エボダイ   9月16日
   


サンマ   9月13日
   

シイラ   9月9日



カツオ   9月9日
      


カンパチ   8月26日
   


ウルメイワシ   8月18日
   


カマス   8月12日
   

アジ   8月5日


イワシ   8月5日



アジ   7月30日
   

サワラ   7月23日
   

タラ   7月15日

   

メジマグロ   7月8日
      

ゴマサバ   7月8日
   

カツオ   6月   
   

タイ   6月4日
   

トビウオ   3月11日


ホッケ   3月11日
   

メジナ   3月   


サクラマス   2月4日
   

メトイカ   2月
   

サヨリ   1月29日


毛ガニ   1月22日
   

モンゴウイカ   1月
   

 *1~6月は欠落がおおい。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鱈腹の正体?

2011年07月11日 | 魚の姿
 タラは夏が美味い!!





魚に雪と書くから
 確かに鱈は冬の魚に違いないが、それは白子やタラコの話。
珍重されるのは、体重の1/3ほどもあろうかと思われるあの巨大な白子。
だから、体力は皆、白子に行ってしまうから。その分、身はやせ細る。

真鱈の身は、夏が美味いのが当たり前の話なのだが、これは余り知られていない。
鱈は夏だよ!!と言ったら、もうこれは魚通として通る。

タラは、タラチリ・湯豆腐だけのものではない。
白身にタラは、淡白な味わいで、煮ても、焼いても、揚げてもホクホクとした
独特の食感が心地よい。粕漬けにしても上品な味わいとなる。

それなのに、安い!! 
これも大いに気に入っているゆえんだ。
魚の面白いところは、安いからまずい、高いから美味いとは必ずしも一致しないところだ。

ただし、タラは鮮度に気をつけなければいけない。
鮮度が悪いと、独特のアンモニア臭を発するからだ。


 というわけで、夏ダラに挑戦!!
美味い、安いはいいけれど、下ろすのはちょっと手こずる。
軟らかくつかみどころのない魚体に加えて、細かくしつこいウロコ、表面を覆うヌルヌルの
体液を落とさなければならない。流しはすぐ詰まってしまう。これには参る。
その苦労に報いてくれるのがタラだ。 これを、1尾丸ごと買い込むのは酔狂かもしれない。


 さて、このデップリとした腹中に、いまの時期、何が入っているのだろうか?
プロ(仲買人)も???。 胃袋かあるいは空気(深海魚だから)かも知れないと言う。



 答えは、巨大な肝臓と胃袋でした。




 つまり、夏タラはフォアグラでありました。
 もちろん、これも美味しくいただきました。


 胃袋には、20センチほどのヒラメが3匹詰まっていました。



さすが、鱈腹と言われるだけあって、すごい食欲ですね。3尾丸呑み。
 
もっとも、よく噛んで食べる魚なんて聞いたことがない。魚はみんな丸呑み。
貝や海藻を食べる魚以外は。




 折角腑分けしたのだから、計量してみました。

総体重          7.2kg   
身             3.6
アラ身           0.4
内臓(ほとんど肝臓)   1.0
      可食部         5.0kg(70%)

頭・骨・尻尾ほか     2.0
胃袋(ヒラメ3尾)     0.2
      非食部         2.2kg(30%)

 身の1/3を、お客さまとシェアし、残りはフライ・ソテー・塩焼き・煮つけ・
 そぼろ・粕漬け&フォアグラ?の甘辛煮にして胃袋に。食べでがありました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魚たちの顔立ち・・・目は口ほどにものを言う

2011年03月10日 | 魚の姿
 魚たちの表情を追ってみたいと思う。
 目は口ほどにものを言うっていうけれど、本当にそうなんだ。喜怒哀楽、
水族館で泳いでいるのと違って、市場の魚はみんな運命を背負っているんだ。
非情にもその運命で品定めをしようって言うんだから、わが身が怖ろしい。

 この冬市場でお目にかかった魚たちを紹介しよう。


1.たら(鱈)
   

  鱈腹食べるたらは、大口のわりには細かな歯がまばらに生えていて、オジサン顔? あどけないところが好ましい。

2.すみいか(墨烏賊)

     

  東京湾でこの朝獲れたばかりのすみいか婦人は、漆黒の瞳をしていました。

3.めじな
   

  相模湾佐島で出会ったこのメジナ君、まっくろで何とも地味な衣装。ストロボ一閃、宝石のようなブルーアイが輝いた。
  魚は見かけによらないって、このことなんですね。


4.さわら(鰆)
    

  三浦三崎は松輪産の朝揚げさわら少年は、釣り上げられたのが如何にも無念な面持ち、しっかりと口を結んでいました。
  キミ、美味かったよ!!


5.赤地かれい(鰈)
    

  常磐の海から来たカレイ君、まだ眠気まなこでした。

6.さより(細魚)
      

  鎌倉に遊びに来て、悪い男に騙されて捕まってしまったの。腰越沖辺りを泳いでいるときに。その上
  市場に売られてしまったの。安いお金で。・・・でも、いい人に助けてもらってよかった! 美人だからかしら。/font>

7.ほんます(桜鱒)
    
  
  青森県は津軽半島の突端、大間の定置網にうっかり捕まってしまったんだ。残念無念!
  目が小さいからだって、、、うるせえ! 



8.やりいか(槍烏賊)

   

  こども扱いされて悔しいんだけれど、軟らかくって、美味いんですって!!

9.めじまぐろ(鮪)
   
  
  銚子沖まで泳いできたとき、疲れちゃって、流れてきた縄を掴んだら釣り上げられちゃったんだ。
  大間の大叔父は今年の正月、三千万円で買われちゃったんだ。築地っていうところは怖いところだ。


10.けがに(毛蟹)
   

  止めてくれよ、釜茹でするつもりなんだろ? ゴメン許してくれ・・・


 この続き、「春篇」を予定しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする