魚のアトリエ”うおとりえ”

新鮮な魚を美味しく食べたい!!
 「魚っ食いの365日

いまこそ、魚屋を起業するチャンスです!!

2011年08月25日 | 真魚のたわごと

     

 今日も近くの魚屋さんが一軒廃業した。
  通りかかるたびに気にかかっていたのだが、何もアドバイスですることなく、
  申し訳なく、残念に思っている。

 町の魚屋さんは、本当に少なくなってしまった。
  でもその分、消費者はどこかで魚を買っているのでだろう。
  あるいは、買わなくなってしまったかも知れない。

 たいていのスーパーで、鮮魚を扱っているが、
  どこのスーパーも鮮魚の扱いは不得手のようで、売り場の活気がない。

 確かに、消費者も鮮魚を買わなくなってしまったが、
  新鮮で美味しい鮮魚を扱う店がなくなったからか、
  消費者が買わなくなったから、店がなくなったのか、
  どちらとも言い難い。両方相俟ったのかも知れない。

 魚屋さんに限らず、八百屋も、肉屋も、町から商店街から少なくなってしまった。
  でも、一部には流行っているお店もある。
  何か客を惹きつける特長を持っているのだろう。

 特に魚の場合、流行っていなければ鮮度の良い物を売れない。
  それに、下ろし調理しなければ売れない。

 先日、デパ地下の魚売り場でビックリの光景を目にした。
  マグロのサク取りのパックを手にして、「これ、お刺身にしてください」と
  店員さんに頼んでいた。持ち帰って、自分で切って盛り付けしないんだ???

 すべてがそうとは思わないが、消費者の志向がそうであれば、
  (町の)魚屋さんのやりようもあろうと思う。

 新鮮で美味しい魚を食べたいと思っていても、それを買う手段を持たずに
  鮮魚を買えない消費者は少なからずいる筈だ。
  それを、わたくしは「鮮魚難民」と名付けている。

 わたくし自身も、かつては鮮魚難民だったから。
  わたくしは、自ら「魚屋」になって解決した。
  ごく、ささやかだがお客さまもあって、営業している。
  やり方と、一定の条件を満たせば、立派に営業できると考えている。

 鮮魚難民のニーズをどのように捉えるかがキーポイントだ。
  ともかく、スーパーが最も不得手とするのが「鮮魚」であればこそ、
  個人営業の町の魚屋さんに商機ある。
  いまこそ、起業のチャンスと思いませんか?

 
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魚っ食いの食卓・・・:他所の食卓:我家の食卓・・・食料自給率

2011年08月24日 | 真魚のたわごと

 
 他所の食卓
 "魚っ食いの食卓”は、我家の食卓だが、
  はて、他家ではどんな食事をしているのだろうかと思うことがある。

     

 呼ばれてご馳走になることはあるが、普段はどんな食事をされているのだろうか?
  ”他所の食卓”のことは全く分からないとは、なんと不思議なことか。

 人となりは知っていても、他所の家庭事情なんて知らないことだらけだ。
  だから、”我家の食卓”なんては、知らせるべきものではないかも知れない。

 年齢・家族構成・地域性・趣味嗜好によって異なるのは当然だが、知ってみたい気もする。

 日常の買い物の多くは、地域の同じスーパーで買っているのだろうから、
  同じ野菜、同じ魚・肉を使っても、食べ方は随分違うのだろうと想像してみる。

 食料自給率との関係
 先日、食料自給率が1%下がって39%になったと報道があった。
  目標は50%だという。

     

 そのたびに、農・畜産業、水産業の産業構造や、生産コストの問題点が指摘されるが、
  自給率の本質を捉えていない気がしてならない。

 本質は、国民が何をどのように食べているかであって、 
  その結果が、どういう食品・食材を求めているかに表れる。

 魚から肉へ
 端的にいえば、米食からパン食に、魚から肉へ、和食から洋食へと、変化してきたことが、
  自給率低下をもたらしてきたわけだから、
  自給率の向上は、その逆の道をたどれらねば、回復・向上するわけがない。

 魚から肉へ
 ふたたび、パンから米飯に、肉から魚へと転換してゆけば自ずと自給率は向上するはずだ。

 世界は魚へ
 ところで、世界では魚食への関心を高めているとき、
  わが国は、魚離れが止まらない。

 魚は、天然資源であり、今や唯一の自然食品。
  わが国は、世界の三大漁場に恵まれ、魚は自給率100%の食料。

 肉は、飼料を輸入に頼らざるを得ないため、国産牛といえども、実は自給率は0%。
  従って、肉から魚へとシフトしなければ、自給率は下がり続けることとなる。

 食卓のありようが自給率
 自給率とは、国産品を食べることではなく、
  食べるということの本来が、その地域に由来し、依存すべきことなのです。

 それは、いま日本人が忘れている大問題なのです。
  そのことに気付かない限り、自給率の向上はなく、地域でとれるものを食べるということが、
  日本人としての食のアイデンティティを取り戻すことになるのです。

 このアイデンティティを取り戻すことは、世界からの孤立化ではなく、
  同時に他国を尊重することにつながり、日本が真に国際化することになると考えます。

 世界中の食料を買って食べている国・国民って、ちょっと変に思いませんか?

 
  
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魚っ食いの食卓・・・8/14~8/21

2011年08月22日 | 魚の食卓
 
 市場はお盆休みと天候不良が重なり、入荷量が減って寂しくなったが、
魚っ食いの食卓は、予ねて用意の保存食で難なく過ごすことができた。

             【朝 食】                    【夕 食】

8/14(日)
             
   
     アジの甘露煮+頭寒露(刺身の残り)                ばってら寿司                                                                                                         
8/15(月)
        

     カマスの一夜干し                         しめ鯖

8/16(火)
           

     イワシの丸干し                          (豚のしょうが焼き)

8/17(水)
           

     イワシの丸干し                          (肉じゃが)

8/18(木)
        

     アジの甘露煮                            ウルメイワシの刺身                   
                                  
8/19(金)
        

     イワシの丸干し                           ゴマサバの塩焼き

8/20(土)
             

     イワシの丸干し                           ウルメイワシの照焼き

     (8/14 ばってら寿司アップ)                  (8/18 ウルメイワシの刺身アップ)
             


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魚っ食いの食卓・・・8/7~13

2011年08月19日 | 魚の食卓

魚っ食いの食卓は、
 一日に一回は魚を食べること、
 できるだけ、素材(魚・肉・野菜・他)から調理すること
 季節の食材使うこと
 食材は100%使い切ること(廃棄率ゼロ)

を、テーマにした”主夫の食卓””男子の厨房”です。


               【朝 食】                【夕 食】

 8/7

                
     アジの煮付け・焼き                     アジの甘露煮
 8/8

        
     アジの頭の甘露煮                      イワシの丸干し
 8/9

             
     アジの甘露煮                        アジの甘露煮 
 8/10

             
     アジの煮付け・焼き                     サワラの粕漬け

 8/11

        
     アジの甘露煮                        (カレーライス)
 8/12

             
     (カレーライス)                       カマスの干物
 8/13

           
     カマスの刺身                         (チャーハン)

 今週は、アジを大量に仕込んだことから、その消化に追われ、連日・連夜食べることになった。
狂気と言うべきか・・・さすがに伴侶は我慢ならず、肉を食わせろと相成る。
その結果が・カレーライス、チャーハンの登場となる。
 
頭から尻尾まで、どこも捨てずに100%食べる試みは、時にこういう結果となりうる。
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魚の買い方・食べ方・下ろし方・・・カマスの刺身が美味い!!

2011年08月15日 | 魚食生活
 市場で、最近大型のカマスの入荷が目立つ。
  40cmから50cm級の大型は堂々の迫力がある。

      

 淡白な味わいのサヨリは、塩焼きが美味いが、50cm級となると
  家庭のグリルでは入りきれない大きさだ。

 水っぽい身質のサヨリは、開いて生干しにすれば旨味が倍加する。

 刺身では余り食べない魚だが、以前、美味いのを食べた記憶があったので、
  食べてみることにした。

   

 水っぽさを取るため、軽く塩をして一晩おいて、翌朝食べてみた。
  これが真に美味い!!

  さわやかに香しく、しっとりと味わいは、なぜこの魚が刺身で食べないかが、
  不思議でならないくらいだ。

  それにはわけがある。
  中骨は割りと太く硬いので、抜き取れねばならないことにも一因がある。

  また、鮮度が落ちやすい魚だから、新鮮なものものに限るが、
  鮮度抜群のものにであったら、試してみる価値がある。
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