魚のアトリエ”うおとりえ”

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 「魚っ食いの365日

魚の買い方・食べ方・作り方-3 サワラの粕漬け

2020年08月19日 | 魚食生活
サワラの粕漬け
粕漬けの作り方
 粕漬けに向いた魚  鮭 鱒 鱈 鰆 鯛 など 白身の魚が向いている
   

 魚の3枚下ろしが出来たら、漬け込み開始

 2
 
 4

1.切り身に塩を当て、上下をキッチンペーパーで被い、
  冷蔵庫に3~6時間寝かせる。

  *浸透圧で水分が抜け、塩分が浸み込む
  *当てた塩の量と、寝かせる時間、切り身の厚さによって、塩の浸透度が変り、
  *仕上がりの味・風味、保存性が変ってくる
   手作りの良さは、その加減が自分で出来ることにある。
  *反面、その加減が難しいともいえるが、そこは試してみる楽しみだ。
  *外したキッチンペーパーを絞り、滴り具合を見ると脱水量が分かる。

2.酒粕に、酒・味醂を加え、粕床をつくる。好みで砂糖を加えてもよい。

  酒粕を程よくゆるめる。その加減は、薄く延ばせる程度。市販の粕漬けの粕をイメージすれば参考になる。

 *100g程度の切り身8枚くらいならば、酒粕250gと酒3・味醂1くらいの割合でゆるさ加減を見てみる。

.容器に漬け込む

  ホーローの容器に酒粕を展ばし、切り身を並べ、その上に酒粕を塗り込む。
その上をぴったりとラップで被い、空気を抜く。
 *容器は、ステンレスバットでもプラスティック容器よい。

 ガーゼを使って、漬け込む方法

 A 切り身を1枚1枚、ガーゼにくるんで漬け込む

 B カーゼを敷き詰める
  容器に酒粕を展ばしたら、カーゼをかぶせて切り身を並べる。
  その上にカーゼをかぶせてから、酒粕を塗り込める。
  ミルフィーユ状態をイメージしてください。

 このひと手間をかけると、切り身に酒粕が直接つかないので、容器から取り出すとき、焼くときに手間がかからない。
焼き上がりがきれいに出来る。  お勧めは B方式

4.仕上がり
 写真は、ガーゼを使わない直漬け。

 粕漬けの保存性と熟成度

 粕漬けは保存性と味の熟成を兼ね備えた方法である。
 冷蔵庫に保管して約3週間が目安
 好みとつくり方で異なるが、1~2週間後が食べ頃か。3週間目になると熟成の味わいとなる。

 ポイントは、
漬物の場合水気を嫌うから、必ず塩を当ててから漬け込むこと。
新鮮な魚で作ること。刺身で食べられる鮮度であること。密閉容器に保存すること。

 調理に時間がとれないとき、食事の人数が分からないとき、粕漬けがあればとにかく重宝する。そして、何より美味しい‼   


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