魚のアトリエ”うおとりえ”

新鮮な魚を美味しく食べたい!!
 「魚っ食いの365日

料理を趣味に、老後を楽しむ

2011年11月13日 | 真魚のたわごと
 最近の日本経済新聞に、興味深いコラム記事が掲載されていたので紹介したい。。

10月28日朝刊 「抗加齢を学ぶ」”料理を趣味に、老後を楽しむ”

      
 
「老後の一人暮らしの楽しみの一つに食事がある。誰にも文句を言わせずに自分の好みのものを好きなだけ
味わえる。美味しいものを作って食べるのはわれわれの本能だ。時間もたっぷりある。趣味の一つにぜひ料理
を加えてほしい。
 まず料理法を学び、基礎的知識をつけたのち、おいしいものを求めた食べ歩きから始めよう。なじみになれ
ばいろいろと教えてもらえる。素材にまで気を配るようになると本格的だ。一流レストランの料理人は素材を
吟味し、いいものを手に入れるため自ら買い付けに出向いている。野山にまで入り込んで採取している人もいる。
また便利なものを選んだり、ピザ窯を作ったりするなど料理の道具や手段にこだわってみるのもよい。
 そばやパン、ピザ、ケーキ作りに打ち込んでいる人も多い。友人たちにごちそうして喜ばれ、さらに趣味の域
を超えれば脱サラの店を開いてもよい。家でゴロゴロしている生活から脱却し、料理にこることによって老後の
楽しみが増えるだけでなく、アンチエイジングにもつながる。一人暮らしを想定して今から夫婦で協力して取り
組むのも一考だ。」(京都府立医科大学学長 吉川 敏一)   


11月 4日朝刊 「抗加齢を学ぶ」”家事労働はお得な運動”

     

「適度な運動は生活習慣病をはじめいろいろな疾病予防に役立っている。なかでも家事は知らず知らずにやって
いる最適な運動の一つ。料理、掃除、洗濯、買い物などの日常的な生活をはじめ、庭の手入れや家具・家屋の修繕
、冠婚葬祭などの仕事は煩わしいことと捉えがちである。そのため、現代社会ではこれらの家事の手間を省き、で
きるだけそれに費やす労力を節約しようと工夫している。
 しかし、逆に運動量は減少し、健康維持のための家事の役割は薄れてきた。便利にさえしなければ、これらの家
事にかかわる運動量は相当多く、ゴルフやスポーツジムに行くより安上がりなのだ。凝った料理を心がければ買い
物に行かねばならず、掃除も床の雑巾がけや柱を磨くことまですればずいぶんと重労働だ。
 洗濯物などはできるだけ殺菌をかねて屋外に干すようにすべきだ。買い物なども必要なときにその都度行くよう
に心がけよう。安くて品質の良い店をあちこち探すのも運動だ。適度の運動としての家事を女性に独占させておく
必要はない。体が動く間は男女を問わず、進んで家事に取り組むべきだ。」(京都府立医科大学学長 吉川 敏一)
           

 このコラム記事を読んで感激した。
まったく同感であり、ほぼ100%その通り実行しているからである。
わがブログ「魚のアトリエ・うおとりえ」はその生活の記録であり感想記である。
「酒っ食いの食卓シリーズ」は毎日の食卓・料理の記録であり、「主夫の台所」も
同様である。
魚の趣味が高じて脱サラならぬ卒サラして、ささやかな魚屋を開業している。
会員制の小さな小さな魚屋だが、飛び切りの新鮮魚だけを扱っている。
自分が食べる魚を仕入れるための「マイ魚屋」と言うべきかも知れない。

 家事労働についても全くコラム記事の通りことを毎日実践している。
15年間スポーツジムに行っていたがそれもやめ、家事に勤しんでいる。
お陰で、すこぶる健康でありこれからも続けていきたいと思っている。


 コラム記事と同趣旨のことを、以下の項に書いていたので参考にご覧いただければ幸いである。

 9/25 2012年問題(1)団塊世代の退職趣味探し
 9/27        (2)家事労働について
 9/29        (3)選手交代主夫の登場
10/ 3        (4)選手交代の続き
10/10        (5)究めてこそ趣味

  
コメント (2)
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生活の原点を見つめる・・・衣食住

2011年11月02日 | 真魚のたわごと

生活の原点みつめる衣食住

 わたくしたちは とっくに 糸を紡ぐことを忘れ
 魚をさばかず 木を伐ることもない これでいいのか衣食住



  みんなだれかにしてもらう
  ミシンもない 出刃もない ノコギリもない
  どれもなくても困らない
  困らないけれどもつまらない
 
 いつの間にか皆そうなった
 シャツもスーツもチェーン店
 サンマの塩焼きデパ地下で
 ドア1枚のマンション住まい

  廉いことはいいことだ
  エブリデーロープライス
  これでもかと折込チラシ
  どれもこれもがmade in 外国

 気がつきゃ給料薄くなり
 働くところもなくなった
 それでも廉いはいいことか
 そろそろ考えなおす時がきて

  自給自足の畑をつくる
  生きがい求めて移住する
  そうした若者出始めた
  地に足つけて喜こんだ

 生きるってことは何なんだ
 衣食住から子育てまでも
 みんな誰かにしてもらう
 それでよいのか本当に
 
 
 
 
   
   
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魚っ食いの食卓・・・10/9~15

2011年10月16日 | 真魚のたわごと
さて、今週は何を食べたのだろうか。
 毎日、魚っ食いらしい嬉しい食卓。
  マダラ・カツオ・シラス・サルエビ・キスなど。
  2日間は旅行で外食。


                      【朝 食】                  【夕 食】
10/9(日)

                
     カツオの角煮&シラス干し                        生タラの湯豆腐

  10(月)

           
     マダラ卵の煮付け&シラス干し                      エボダイの干物

  11(火)

        
     エボダイの干物                             サルエビの天ぷら&フライ

  12(水)

                                                                   
     (握り飯・弁当/エビフライ)                      (旅館の夕食/フォンジュ)

  13(木)


     (旅館の朝食)                             (外食/峠の釜飯)

  14(金)

        
     エボダイの粕漬け&カツオの角煮                      メジマグロの鉄火丼   

  15(土)

        
     カツオの角煮&エビしんじょの味噌汁                    キス天ぷら・サルエビのかき揚げ


  サルエビの入荷があって、初めて食べる。(10月11日)
             

  頭の殻をはずし、ミソを残す、胴の殻をむき、脚と尻尾を残す。
  つまり、エビの背の殻だけを外して、ミソをつけたまま揚げる。
  ミソの旨味が加わって美味しい。
   そのかわり、揚げ油が濁って、そのあと使いものにならない。





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2012年問題・・・(5)究めてこそ趣味

2011年10月10日 | 真魚のたわごと
究めてこそ趣味、あるいは、
 こだわってこそ趣味と言ってもよい。


家事といっても範囲は広い。炊事、洗濯、掃除、買い物から家の補修に到るまで、
つまり、衣・食・住に関わるすべてが家事の領域であり、そのすべてを究めることは
なかなか出来ないであろう。

特定の分野にこだわる。そこを究める。目標を立てる。達成すればまた高い山が見えてくる。
永遠に究めることは出来ないからこそ、趣味の対象として最高だろう。

絵画や音楽といった芸術に匹敵する。いやそれ以上だろう。
衣・食・住は、いわば生きることのすべてだから、生涯の趣味となり得る。

現役時代だって、仕事を趣味にすることも出来る。
労働が、労苦・苦役から開放されて、仕事が楽しくなるはずだ。

そうすれば、生涯、生きることが趣味となる。理想的な人生となる。

  自分がこだわれることなら何でもよい。
  自分は、調理にこだわりを持っているが、中でも魚の調理。
  切りさばくことにこだわる。魚をさばき野菜を切り刻むことが大好き。

  魚は出来るだけ骨に身を残さずに下ろす。
  大根のカツラむきに挑む。

  素材にこだわる。魚でも米でも野菜・果物でも生産現場に近づき、
  生産現場の人と仲良しになる。そうすると本物の素材の持ち味を
  知ることが出来る。食の本質に近づくことが出来る。

こんな生活ができるのも、退職世代ならばこそ。
2012年問題<団塊世代の退職>のこたえとなるだろうか。

 (おわり)
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「脂肪税」と健康社会との関係・・・魚食奨励税??

2011年10月09日 | 真魚のたわごと

 デンマークでは、国民の健康管理上の理由から、バター、チーズ等を対象に
 「脂肪税」を課すことにしたとの報道があった。

 ハンガリーでも、ポテトチップスの食べすぎを抑制するため、「ポテチ税」を
 課すことにしたという。

 食生活の健康に及ぼす影響を考慮して、摂取の抑制を図り、国民の健康改善を
 図ることを目的としている。同時に社会保障費「医療費」の抑制につながることは
 言うまでもない。

 たいへん興味深いことである。
 わが国でも検討してみてはどうだろうか。

 たとえば、「朝食促進税制」
      「魚食促進税制」
      「地産地消費促進税制
      「野菜摂取促進税制」

 いずれもわが国の「食生活改善・促進」のテーマであり、その必要性が叫ばれて
 いるが、「啓蒙活動」「食育教育」の域にとどまり、政策的とは言いがたい。

 「優遇・促進税制」は出来ないだろうか。
 消費税を非課税にするとか、所得控除とか「促進税制」の道はないだろうか?

 もちろん何を「税の根拠」とするか、証明することは難しいことは百も承知であるが、
 頭のよい人が考えてみてくれませんか?

 高齢化社会のなかで、社会保障費の増加と負担問題に直面しているとき、
 「食生活の改善・是正」により、健康増進を図れば、医療費など社会保障費の低減
 に資することは間違いない。

 財源問題も重要だが、福祉の質的低下をきたすことなく社会保障費も減らさなければ
 ならない。小手先の対策ではなく根源的な課題は何なのか。

 たとえてみれば、いまは厳冬・荒天の北洋を航海する船が、船体に凍てつく氷を叩き
 落とさねば、たちまち船が転覆するさまに似ている。そう連想する。
 凍てつく氷がまさに社会保障費とみえてならない。荒天の海から脱出する航路に船を
 進めなければならない。

 高齢者比率が高まることは不可避なわけだから、「健康老人」をつくることこそが船を
 転覆から救う方策と思うのだが・・・。いま、その視点がないように思えてならない。

 デンマークの脂肪税から、荒唐無稽の発想かもしれないが、そんなことを考えた。


  自身は、毎日魚を食べてEPA・DHAを沢山摂取しているお陰で、幸い健康に恵
  まれてる。それでも、健康保険のお世話になっている。

  朝食・魚食・地産地消・野菜摂取に努めている。「促進税制」がなくても自分の健康は
  なるべく自身の努力でつくってゆきたいと思っている。

            

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