魚のアトリエ”うおとりえ”

新鮮な魚を美味しく食べたい!!
 「魚っ食いの365日

魚の買い方・食べ方・下ろし方・・・食べ方で違う可食率

2011年05月19日 | 魚食生活
前回、魚種別の可食率について書いた。

食べ方や、調理法などで違う可食率について考えてみたいと思う。

食べ方で違う可食率
 刺身:一番効率が悪い。魚種別の可食率マイナス5~10%
 焼く:丁寧に食べれば身のほかに、卵・白子・肝・皮も食べられる。
 煮る:焼く場合とほぼ同じ。煮方によっては骨まで食べられることもある。
 唐揚げ:小魚なら頭も骨も内臓も含めて100%たべれれる。ワカサギ・ジンタアジ・サッパなど。

加工方法による違い
 開き干物:小アジ・エボダイなどは骨まで食べられる。
 丸干し干物:頭・骨・内臓を含めて100%食べられる。小型のイワシ・ウルメイワシなど。


自家調理による違い
 魚屋さんに任せず、自分で丁寧に下ろせば3枚下ろしの場合、5%くらいは可食部が多くなる。
 その上、中落ちなども活用できる。
 *プロの魚屋さんは、手際はよいが結構骨に身を残していますよ。

 
鮮度による違い
 鮮度の良い魚ほど可食率は高い。どうして?と思われるかも知れないが、
 超新鮮な魚なら、安心して内臓が食べられる場合が多い。
 ただし、これも自分で下ろして、自分で料理する場合に限られるかも・・・

もっと大きな違いは?
 食べ残しです。これほど無駄なことはありません。
 魚っ食いのわが家では、そのようなことはありませんが、
 骨付きの魚の食べ方は、子供の頃からの習慣によることが多いようです。


いかにして可食率を高めるか、
 ケチなようだが、食材を捨てないことの意義は大きい。
 資源を大切にすることもさることながら、家計に及ぼす影響が大きい。

 この続きは、魚の食卓の経済性について考えてみたい。
 
 
コメント
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