フルート奏者ドップラー は
ウィーンフィルの創立メンバーです。
ウィーンで
ハイソサイエティな方々とのお付き合いも当然あり
サロンで喜ばれる作品を書いていたんだなー
ということがよくわかり、
なかなか面白いのですよ、この曲。
リギの想い出の「リギ」は山の名前で
スイスの観光地ルツェルンにあります。
で、この本は
アルプスの少女ハイジのことを述べているのですが
昔とても貧乏だったスイスが
(ハイソサイエティな人たちの)夏の保養地として
栄えていったという内容も書かれており、
ドップラー がこの曲を書いた背景が見えてきて、
私としてはとてもワクワクしてしまう訳です。
フルートとホルンとピアノと打楽器の曲なのですが
フルートとチェロとピアノで11月に演奏します。
爽やかな朝の目覚め、
そして鳥が美しくさえずりアルペンホルンの雄大な調べ、
風が吹き雨が降り再び穏やかさを取り戻す。
そしてまた美しい夕暮れと星たちのきらめき・・・
ほんっとにそのまま描写したような作品で
行ったことはないスイスの風景が
アルプスの少女ハイジとごっちゃになって
目の前に広がる感じです。
あああ、できれば演奏前に
アニメの残像は消えて欲しいのですが
幼少期の記憶は抜けないんだわー