以前、「ごみを出さないという視点の主観」という内容で、ブログ記事を書いたのですが、まさにこのことだよ!という、ドンピシャな内容が、gooニュースに出ていました。
gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/life/nishinippon-1000557798
私が気にしすぎなのかな、と思っていたのですが、やはり気になる方が少なからずいるし、お店側も迷惑行為だと受け止めている場合があるようです。
私がブログを書いた後日のスーパー
自分のブログに書いた後日、サッカー台(買ったモノを袋詰めする台)で周りの人が袋詰めしているところを、気にするようになってしまいました(苦笑)
そして、気が付いたことがいくつかありました。
※以下、肉や魚をトレイから外してラップに包み、トレイは汚れたままごみ箱へ入れる行為を、ニュースの見出しをお借りして「くるりポイ」と表現していきます。
・老若男女関係なく「くるりポイ」する客を見かける
・家族総出で「くるりポイ」している(サッカー台占拠という別問題も発生していた)
・袋詰めやネット詰めされた野菜も「くるりポイ」している人がいる
・ニュース記事に出ている菓子箱の「くるりポイ」には遭遇していない
・よく見かけるのはレジが一番混雑する夕方の時間帯
あれから、買ったモノを袋詰めする都度、台に汚れや水滴が付いていないか、確認するようになってしまいました(苦笑)
私もいち買い物客ですから「くるりポイ」をする人を見かけても注意する立場にはありませんし、はっきりとした迷惑行為かと問われると、曖昧な答えしか出てきません。
しかし、私自身は同じサッカー台に、エコバッグや買ったモノを置きたくないというのが本音です。
自己防衛目的の対策
対策としては、少量の買い物でもかならずカートを使い、袋詰めするときは買ったモノを入れたままレジかごをサッカー台に乗せて、袋詰めはカートの上でするようにしています。
ほんの気休めですが、自分が買ったモノが直接サッカー台に触れないという点ではいいのかな、と思っています。
ただ、子どもを土足でカートのかご置き部分に乗せている、それこそマナー違反者がいた場合は、カートも汚染されている点では同じですから、どちらが自分にとってベストな方法なのか、他に対策はあるのか、と試行錯誤中です。
マイバッグも、布製の方が環境には優しいと思いますが、今回のような問題に対処するという意味では、ビニールやナイロン製の方が、除菌殺菌シートで拭くことができるので、今のところビニール製とナイロン製のマイバッグを持ち歩いています。
あと、今思い出したのですが、風呂敷はもしかしたら万能マイバッグかもしれません。
小さくたたんでバッグやポケットに入れられますし、バッグのようにできる包み方と結び方がありますし、モノの形や大きさにフィットさせることができるし、何より洗濯機に入れて洗えるところがいいです。
たった今思い付いたので、母がしまい込んでいた風呂敷を引っ張り出して、次回試してみたいです。
ただ、買い物した商品が多すぎると、対応できない可能性があるかな?
ちなみに、布製のマイバッグも洗える、という意見もあるかもしれませんが、私が持っている布のエコバッグはすべて水洗い禁止なので、洗濯機に入れられません。
エチケットやマナーという視点
衛生面でのエチケットやマナーも、問題点があると思うのですが、私としては「くるりポイ」をしている間、サッカー台を占領していることの方が気になります。
何も考えずに、トレイのままマイバッグに入れる動作と、「くるりポイ」をしてからマイバッグへ入れる動作、どちらが早く袋詰めが完了するか、と考えたら答えは明瞭です。
「くるりポイ」している方は、サッカー台に備え付けられているポリ袋に入れることもあり、なおさら時間がかかります。
私は、時短が好きですから、そこに時間をかけたくないし、混雑しているときにそれをされたら、イラっとします(笑)
ましてや、肉や魚を大量に買っている人が「くるりポイ」をしていたら、本気で常識を疑います。
袋詰めが苦手で手間取っている人には、そのような気持ちは湧きませんが、わざわざ時間がかかる行動をとるその人に対しては、混雑時はイライラが隠し切れません(苦笑)
もっとも、混雑時でさえ気にせず「くるりポイ」をしたり、家族総出でサッカー台を占領した「くるりポイ」をしたりする人は、きっとその他大勢の人がどう感じようが気にしていないのでしょうね。
トレイ付きをやめてみたらいいかもしれない
以前、私が書いたブログ記事では、私見として肉は肉屋(魚は魚屋)で買えば、トレイはないからそうしたらいいのに、と書いたのですが、買い物する場所がスーパーしか選択肢がない場合は、どうしてもスーパーで「くるりポイ」したくなるのでしょうね。
スーパー側がはっきりと、迷惑行為であるから禁止とか、衛生的に保健所から指導が入っているから禁止、と明言しない限り「くるりポイ」する人は減らないでしょう。
しかし、店側が迷惑行為だと感じているのならば、ユーザー任せにする前に、いっそトレイ使用をやめる方向で検討してみたらいいと思っています。
実際、そのようなスーパーも存在しているようですし、私自身もとくにトレイに乗っていなくても、中身がきちんと管理された食材であれば、買いますよ。
むしろ、肉などは小さなポリ袋に入っている方が、マイバッグへ入れるときに場所を取られないという点ではウェルカムです。
それに、今はプラスチックごみを出さないようにしようという対策が、世界中に求められている時代ですから、取り組んでみるのは、いろいろメリットがあるかもしれませんよね。
海外では、肉や魚を買う際に、専用マイボックスを持っていく習慣がある国も存在します。
それに、昔の日本では豆腐や魚を買うのに、自分の家から専用の桶やボウルを持って買いに行く風景もありましたよね。
少しだけ手間が増えますが、ごみ問題であれやこれやと言われるくらいなら、受け入れてもらえるエコ行動をした方が、よっぽどストレスレスですよ(苦笑)
もっとも、食品トレイを作っている工場は、収益に影響が出るでしょうから、この意見には大反対かもしれませんが。
私にとってトレイはメリットなのですが
肉や魚のトレイ、冷凍してしまう場合は何の役にも立ちませんが、買ってきてそのまま調理する際は、まな板や調理トレイとして使えるので、助かります。
そのまま、塩コショウをして粉系をまぶす料理や、切ってから調理に入る場合には、トレイの上で全部終わらせています。
ドリップが気になる場合は、キッチンペーパーで拭きとってから下ごしらえします。
タレに付けこむ料理も、買ってきたトレイの中で済ませたら、家の食器が汚れずに済みますし、ポリ袋を使う必要もなくなります。
肉や魚は、雑菌が繁殖してしまう危険性があるので、日ごろは使い捨てまな板として、1リットル前後の飲料系紙パックを利用していますが、時には紙パックのストックがない場合もあるので、食品トレイは結構ありがたいです。
「くるりポイ」をする人の大多数が、家から出すプラごみの軽減が目的だと思うのですが、私はトレイがあろうとなかろうと、肉と魚を処理するときは、紙パックというごみが発生しますので、ごみの量としては気になりません。
さすがに、使わなかったトレイを洗って取っておくことはしないのですが(衛生管理に自信がないので)、買い物から調理する前までの流れで、トレイが大活躍することもあるので、「くるりポイ」をするのは、家に持ち帰ってからですね。
「くるりポイ」のデメリット
「くるりポイ」には、以下のデメリットがあると考えています。
・消費期限がわからなくなる(袋や箱に入っていた場合)
・一度トレイから外すと空気中の雑菌や大腸菌が付着しやすい
・「新鮮パック」と書かれている袋を捨てると損するかもしれない
肉と魚は、ラップに消費期限やパックした日付シールが貼ってあるので「くるりポイ」をしても問題ないかもしれませんが、袋に入っている野菜や果物、箱や袋に入っている食品を「くるりポイ」している場合、いつ入荷したモノか、いつ製造されたモノか、わからなくなる可能性があり、消費スピードに支障が出るかもしれません。
また、生鮮食品全般に言えますが、一度パッケージから出してしまうと、空気中の雑菌や大腸菌などが付着しやすいです。
パッキングするときは、徹底した衛生管理をした場所でしていますので、菌が付着していることはありませんが、もし「くるりポイ」をすることによって、食中毒などが発生した場合、お店側に責任を問えないかもしれません。
そして、野菜や果物を入れている「新鮮パック」は、そのまま持ち帰って、そのまま保存したほうがいい場合があります。
これは、鮮度を長持ちさせる効果がある袋だそうですので、中身を使い切るまで中に入れて保存しておく方が、鮮度が保てます。
実際、私も根菜については、効果があると思っています。
うっかり調理するのを忘れていても、結構きれいな状態で保存されているので、思いのほか有能だと思っています(笑)
もし、野菜は麻袋に入れて保存しています、とか、果物は別の方法で鮮度を保っているから不要です、という、丁寧な暮らしをしている方や、ナチュラリストの方は、私の意見は戯言としてスルーしてください(笑)
客側と販売側の歩み寄り点はどこだ
私見はいろいろあるのですが、実際問題を解決するには、お互いが歩み寄らないといけませんよね。
「くるりポイ」にある問題点の一つは、はっきりしていて、
“自分の家からごみ(特にプラごみ)を出したくない”
というユーザー心理だと思います。
もう少し深く考えると、有料のごみ袋を分別に合わせて購入することが金銭的に勿体ない、という理由もあるだろうと考えています。
缶、ビン、ペットボトルは、その気になれば全く買わずに済ませられるので、上手に買い物をすれば、指定ごみ袋も一年に1回買っても、なお余る可能性があります。
実際、私は缶、ビン、ペットボトルの指定袋は年に1回買っても余っています。
家にいるときは、自分で淹れる紅茶やコーヒーを飲むので、リサイクルごみが発生しません。
しかし、プラごみだけは、どうしても発生してしまいます。
食品は、生活必需品ですが、パッケージのどこかしらにプラスチックが使用されています。
プラごみを出したくなくても、どうしても入ってきてしまうのが現状。
しかし世の中は、プラごみを減らせ、分別して再利用に協力してくれ、とユーザーへの要求が割と煩いです。
だったら、製造側もパッケージに工夫を凝らしてくれよ、と思ってしまいます。
とあるチョコレートで有名なメーカーが外包装を紙製にした、というニュースが、数か月前にありました。
今売られているそのメーカーの商品は、すでに外包装が紙製になっています。
一度、買ってみたのですが、正直がっかりしました。
なぜなら、外包装はたしかに紙になっていましたが、中の個包装はプラスチックのまま。
それでは、意味がないだろうと、心の中で突っ込みを入れました(笑)
そもそも、プラごみの問題点は、小さくなればなるほど大きくなるのに(マイクロプラスチック問題)、小さい方の包装がプラのままでは、取り組みに対して半分以下の評価しかできません。
もちろん、製造上の問題点があるでしょうから、そこまでの企業努力が精いっぱいなのかもしれませんが、プラごみを減らすには、まだまだ課題が多いということがはっきりわかった取り組みです。
このことから、おそらく現状のパッキング技術では、すべてを紙製にすることはムリなのだろうということが想像できますから、ユーザーが家庭から出るプラごみを減らすには、お菓子などの嗜好品は一切買わない、という努力くらいしかできませんね。
家庭内のプラごみ問題は、製造側が抱えている問題とは違うかもしれませんが、ユーザーが取れるプラごみ問題解決の行動は、不買くらいしかないのだという点は、製造側も販売側も、真剣に考えてほしいと思っています。
「くるりポイ」の話で終わるつもりでしたが、どうしてもプラごみ問題に話が発展してしまいます。
それだけ、プラごみ問題は重大なのだと思います。
そういえば、10月に入ってから余計なモノを買わないように努力していた結果なのか、プラごみと家庭ごみの量が減りました。
ごみを増やさないためには、不要なモノを“買わない”のが一番効果的なようですね(笑)
gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/life/nishinippon-1000557798
私が気にしすぎなのかな、と思っていたのですが、やはり気になる方が少なからずいるし、お店側も迷惑行為だと受け止めている場合があるようです。
私がブログを書いた後日のスーパー
自分のブログに書いた後日、サッカー台(買ったモノを袋詰めする台)で周りの人が袋詰めしているところを、気にするようになってしまいました(苦笑)
そして、気が付いたことがいくつかありました。
※以下、肉や魚をトレイから外してラップに包み、トレイは汚れたままごみ箱へ入れる行為を、ニュースの見出しをお借りして「くるりポイ」と表現していきます。
・老若男女関係なく「くるりポイ」する客を見かける
・家族総出で「くるりポイ」している(サッカー台占拠という別問題も発生していた)
・袋詰めやネット詰めされた野菜も「くるりポイ」している人がいる
・ニュース記事に出ている菓子箱の「くるりポイ」には遭遇していない
・よく見かけるのはレジが一番混雑する夕方の時間帯
あれから、買ったモノを袋詰めする都度、台に汚れや水滴が付いていないか、確認するようになってしまいました(苦笑)
私もいち買い物客ですから「くるりポイ」をする人を見かけても注意する立場にはありませんし、はっきりとした迷惑行為かと問われると、曖昧な答えしか出てきません。
しかし、私自身は同じサッカー台に、エコバッグや買ったモノを置きたくないというのが本音です。
自己防衛目的の対策
対策としては、少量の買い物でもかならずカートを使い、袋詰めするときは買ったモノを入れたままレジかごをサッカー台に乗せて、袋詰めはカートの上でするようにしています。
ほんの気休めですが、自分が買ったモノが直接サッカー台に触れないという点ではいいのかな、と思っています。
ただ、子どもを土足でカートのかご置き部分に乗せている、それこそマナー違反者がいた場合は、カートも汚染されている点では同じですから、どちらが自分にとってベストな方法なのか、他に対策はあるのか、と試行錯誤中です。
マイバッグも、布製の方が環境には優しいと思いますが、今回のような問題に対処するという意味では、ビニールやナイロン製の方が、除菌殺菌シートで拭くことができるので、今のところビニール製とナイロン製のマイバッグを持ち歩いています。
あと、今思い出したのですが、風呂敷はもしかしたら万能マイバッグかもしれません。
小さくたたんでバッグやポケットに入れられますし、バッグのようにできる包み方と結び方がありますし、モノの形や大きさにフィットさせることができるし、何より洗濯機に入れて洗えるところがいいです。
たった今思い付いたので、母がしまい込んでいた風呂敷を引っ張り出して、次回試してみたいです。
ただ、買い物した商品が多すぎると、対応できない可能性があるかな?
ちなみに、布製のマイバッグも洗える、という意見もあるかもしれませんが、私が持っている布のエコバッグはすべて水洗い禁止なので、洗濯機に入れられません。
エチケットやマナーという視点
衛生面でのエチケットやマナーも、問題点があると思うのですが、私としては「くるりポイ」をしている間、サッカー台を占領していることの方が気になります。
何も考えずに、トレイのままマイバッグに入れる動作と、「くるりポイ」をしてからマイバッグへ入れる動作、どちらが早く袋詰めが完了するか、と考えたら答えは明瞭です。
「くるりポイ」している方は、サッカー台に備え付けられているポリ袋に入れることもあり、なおさら時間がかかります。
私は、時短が好きですから、そこに時間をかけたくないし、混雑しているときにそれをされたら、イラっとします(笑)
ましてや、肉や魚を大量に買っている人が「くるりポイ」をしていたら、本気で常識を疑います。
袋詰めが苦手で手間取っている人には、そのような気持ちは湧きませんが、わざわざ時間がかかる行動をとるその人に対しては、混雑時はイライラが隠し切れません(苦笑)
もっとも、混雑時でさえ気にせず「くるりポイ」をしたり、家族総出でサッカー台を占領した「くるりポイ」をしたりする人は、きっとその他大勢の人がどう感じようが気にしていないのでしょうね。
トレイ付きをやめてみたらいいかもしれない
以前、私が書いたブログ記事では、私見として肉は肉屋(魚は魚屋)で買えば、トレイはないからそうしたらいいのに、と書いたのですが、買い物する場所がスーパーしか選択肢がない場合は、どうしてもスーパーで「くるりポイ」したくなるのでしょうね。
スーパー側がはっきりと、迷惑行為であるから禁止とか、衛生的に保健所から指導が入っているから禁止、と明言しない限り「くるりポイ」する人は減らないでしょう。
しかし、店側が迷惑行為だと感じているのならば、ユーザー任せにする前に、いっそトレイ使用をやめる方向で検討してみたらいいと思っています。
実際、そのようなスーパーも存在しているようですし、私自身もとくにトレイに乗っていなくても、中身がきちんと管理された食材であれば、買いますよ。
むしろ、肉などは小さなポリ袋に入っている方が、マイバッグへ入れるときに場所を取られないという点ではウェルカムです。
それに、今はプラスチックごみを出さないようにしようという対策が、世界中に求められている時代ですから、取り組んでみるのは、いろいろメリットがあるかもしれませんよね。
海外では、肉や魚を買う際に、専用マイボックスを持っていく習慣がある国も存在します。
それに、昔の日本では豆腐や魚を買うのに、自分の家から専用の桶やボウルを持って買いに行く風景もありましたよね。
少しだけ手間が増えますが、ごみ問題であれやこれやと言われるくらいなら、受け入れてもらえるエコ行動をした方が、よっぽどストレスレスですよ(苦笑)
もっとも、食品トレイを作っている工場は、収益に影響が出るでしょうから、この意見には大反対かもしれませんが。
私にとってトレイはメリットなのですが
肉や魚のトレイ、冷凍してしまう場合は何の役にも立ちませんが、買ってきてそのまま調理する際は、まな板や調理トレイとして使えるので、助かります。
そのまま、塩コショウをして粉系をまぶす料理や、切ってから調理に入る場合には、トレイの上で全部終わらせています。
ドリップが気になる場合は、キッチンペーパーで拭きとってから下ごしらえします。
タレに付けこむ料理も、買ってきたトレイの中で済ませたら、家の食器が汚れずに済みますし、ポリ袋を使う必要もなくなります。
肉や魚は、雑菌が繁殖してしまう危険性があるので、日ごろは使い捨てまな板として、1リットル前後の飲料系紙パックを利用していますが、時には紙パックのストックがない場合もあるので、食品トレイは結構ありがたいです。
「くるりポイ」をする人の大多数が、家から出すプラごみの軽減が目的だと思うのですが、私はトレイがあろうとなかろうと、肉と魚を処理するときは、紙パックというごみが発生しますので、ごみの量としては気になりません。
さすがに、使わなかったトレイを洗って取っておくことはしないのですが(衛生管理に自信がないので)、買い物から調理する前までの流れで、トレイが大活躍することもあるので、「くるりポイ」をするのは、家に持ち帰ってからですね。
「くるりポイ」のデメリット
「くるりポイ」には、以下のデメリットがあると考えています。
・消費期限がわからなくなる(袋や箱に入っていた場合)
・一度トレイから外すと空気中の雑菌や大腸菌が付着しやすい
・「新鮮パック」と書かれている袋を捨てると損するかもしれない
肉と魚は、ラップに消費期限やパックした日付シールが貼ってあるので「くるりポイ」をしても問題ないかもしれませんが、袋に入っている野菜や果物、箱や袋に入っている食品を「くるりポイ」している場合、いつ入荷したモノか、いつ製造されたモノか、わからなくなる可能性があり、消費スピードに支障が出るかもしれません。
また、生鮮食品全般に言えますが、一度パッケージから出してしまうと、空気中の雑菌や大腸菌などが付着しやすいです。
パッキングするときは、徹底した衛生管理をした場所でしていますので、菌が付着していることはありませんが、もし「くるりポイ」をすることによって、食中毒などが発生した場合、お店側に責任を問えないかもしれません。
そして、野菜や果物を入れている「新鮮パック」は、そのまま持ち帰って、そのまま保存したほうがいい場合があります。
これは、鮮度を長持ちさせる効果がある袋だそうですので、中身を使い切るまで中に入れて保存しておく方が、鮮度が保てます。
実際、私も根菜については、効果があると思っています。
うっかり調理するのを忘れていても、結構きれいな状態で保存されているので、思いのほか有能だと思っています(笑)
もし、野菜は麻袋に入れて保存しています、とか、果物は別の方法で鮮度を保っているから不要です、という、丁寧な暮らしをしている方や、ナチュラリストの方は、私の意見は戯言としてスルーしてください(笑)
客側と販売側の歩み寄り点はどこだ
私見はいろいろあるのですが、実際問題を解決するには、お互いが歩み寄らないといけませんよね。
「くるりポイ」にある問題点の一つは、はっきりしていて、
“自分の家からごみ(特にプラごみ)を出したくない”
というユーザー心理だと思います。
もう少し深く考えると、有料のごみ袋を分別に合わせて購入することが金銭的に勿体ない、という理由もあるだろうと考えています。
缶、ビン、ペットボトルは、その気になれば全く買わずに済ませられるので、上手に買い物をすれば、指定ごみ袋も一年に1回買っても、なお余る可能性があります。
実際、私は缶、ビン、ペットボトルの指定袋は年に1回買っても余っています。
家にいるときは、自分で淹れる紅茶やコーヒーを飲むので、リサイクルごみが発生しません。
しかし、プラごみだけは、どうしても発生してしまいます。
食品は、生活必需品ですが、パッケージのどこかしらにプラスチックが使用されています。
プラごみを出したくなくても、どうしても入ってきてしまうのが現状。
しかし世の中は、プラごみを減らせ、分別して再利用に協力してくれ、とユーザーへの要求が割と煩いです。
だったら、製造側もパッケージに工夫を凝らしてくれよ、と思ってしまいます。
とあるチョコレートで有名なメーカーが外包装を紙製にした、というニュースが、数か月前にありました。
今売られているそのメーカーの商品は、すでに外包装が紙製になっています。
一度、買ってみたのですが、正直がっかりしました。
なぜなら、外包装はたしかに紙になっていましたが、中の個包装はプラスチックのまま。
それでは、意味がないだろうと、心の中で突っ込みを入れました(笑)
そもそも、プラごみの問題点は、小さくなればなるほど大きくなるのに(マイクロプラスチック問題)、小さい方の包装がプラのままでは、取り組みに対して半分以下の評価しかできません。
もちろん、製造上の問題点があるでしょうから、そこまでの企業努力が精いっぱいなのかもしれませんが、プラごみを減らすには、まだまだ課題が多いということがはっきりわかった取り組みです。
このことから、おそらく現状のパッキング技術では、すべてを紙製にすることはムリなのだろうということが想像できますから、ユーザーが家庭から出るプラごみを減らすには、お菓子などの嗜好品は一切買わない、という努力くらいしかできませんね。
家庭内のプラごみ問題は、製造側が抱えている問題とは違うかもしれませんが、ユーザーが取れるプラごみ問題解決の行動は、不買くらいしかないのだという点は、製造側も販売側も、真剣に考えてほしいと思っています。
「くるりポイ」の話で終わるつもりでしたが、どうしてもプラごみ問題に話が発展してしまいます。
それだけ、プラごみ問題は重大なのだと思います。
そういえば、10月に入ってから余計なモノを買わないように努力していた結果なのか、プラごみと家庭ごみの量が減りました。
ごみを増やさないためには、不要なモノを“買わない”のが一番効果的なようですね(笑)