マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

隙間を埋める母と隙間を作る私の静かなる戦い

2019-11-11 | 日々の暮らし
老後にモノを残したくない私が、片付けを始めると、隙間ができます。
また、隙間を作り出すために、整理整頓を始めるときもあります。

しかし、母はその隙間を埋めようとします。
しかも、ジャンル違いのモノやカテゴリー違いのモノで。

母が隙間を埋める度に、再び隙間を作る私。
毎日が戦いです(笑)

現在進行形の片付けと整理整頓(キッチン)
現在、集中して片付けと整理整頓を行っているのは、キッチンです。
食器棚が2つあるという話は、以前に何度かお話ししていますが、よく使う食器を入れている食器棚は1つです。
こちらは、メインの食器棚。
もう1つの食器棚は、主にティータイムに使う道具と保存容器を収納しています。
サブの食器棚ですね。
ちなみに、コップやカップや湯飲みは、メインの食器棚へ入れています。

先日から、見た目と使い勝手にモヤモヤしているのは、サブの食器棚。
モヤモヤの原因は、雑然と収納しているからなのですが、今まさにこの雑然とした状態を改善したくて、頭を悩ませる毎日。

食器棚のほかに、すぐに取り出したいキッチン雑貨とお菓子や果物を収納している棚があるのですが、こちらはドアが付いていない棚で、もともとは私の部屋で使っていた本棚です。
今は、キッチン雑貨メインの棚です。
この棚の収納も、かなり雑然としていて、もう少しまとまった見た目にしたいと思っています。

最近は、気になったモノをすぐに移動させたり、違う場所へ移したりしながら、試行錯誤を繰り返している状態なのですが、現在考えているのは、キッチン雑貨メインの棚にあるモノを、いくつかサブ食器棚へ移し、キッチン雑貨メインの棚にゆとりを持たせること。
なんなら、何も入っていない状態の段があってもいいと思っています。

このキッチン雑貨メインの棚を整理するときに、多少隙間が増えて何も置かない状態まであと一歩、というときに、母の隙間埋める攻撃が始まります(笑)

テトリス式が好きな母
母の収納、片付けを、密かに「テトリス式」と呼んでいます。
正確には、テトリス失敗式なのですが、とにかく隙間を全部うまいこと埋めて、収納場所のてっぺん近くまでモノを積み上げます。
このテトリス式のおかげで、片付けも不要品の処分も手間がかかりました。

例えば、魔窟だった押し入れなど、布団だけでなくいろいろなモノが天井まで積み上げられていて、欲しいモノだけを出すということができない状態でした。
今は片付けも一段落して、一応使うモノだけを収納していますが、正直まだ余分なモノも入っています。
ただ、今は毎日使うキッチンの片付けに集中したいので、押し入れ内の間引きはしていません。

食器棚も、私が不要な食器やキッチン道具を処分するまでは、テトリス状態でしたし、母が使っている棚の中身もテトリス状態です。

そんな母ですが、どうも隙間があったら何か置かないと落ち着かないのか、それとも、隙間を埋める片付けを何十年もしてきたために癖になっているのか、私がせっかく作った隙間を、何かしらで埋めてしまいます。
しかも、どこかに収納していたモノを、わざわざ移動させて。
そのたびに、私はその埋められた空間からモノを取り出して、元の場所へ移動しています。

このような状態が、週に何度か発生し、最初のころはモノを勝手に移動させないでくれ、と頼んでいましたが、一向に改善されないので、今は黙って埋められた隙間をもとに戻しています。

将来に向けて空間を増やしたい私
自分の老後を考えたときに、少しでもモノを減らしておきたい私は、現時点でもなくても困らないモノは積極的に処分したいと考えています。
普段の掃除や片付けのときも、手に取ったときに多少でも「もういらないかな」と思ったら、すぐにごみ箱へ入れています。
また、掃除のときに邪魔に感じても、捨てています。
そもそも、邪魔に感じる時点で不要品ですからね。

モノを減らすと、収納していた家具や道具も不要になり、処分することになりますから、当然空間が生まれます。
先日、タンスを2つと大きな本棚を廃棄したとき、気持ちいいぐらいの空間が現れました。
今は、タンスを置いていた場所は何も置いていませんが、私がこの家を去る日まで、この状態をキープしておきたいと思っており、部屋全体にしても、棚の中にしても、空間のあることが気持ちいいと思えるようになってきています。

まだ、モノがぎちぎちに詰まっている空間はたくさんあるのですが、徐々に不要品を処分して空間を増やし、精神的にも暮らしもゆとりを作りたいです。

共有部分の歩み寄りを考える
母と私は、ほぼ正反対の考え方で片付けや整理整頓をします。
その2人が、一番ぶつかり合うのが共有部分で、一番使用率が高いキッチンやダイニングということになります。
まあ、トイレも使用率は高いですが、収納が少ないためトイレットぺーパーのストックと、トイレ掃除用の漂白剤とトイレシートで隙間が埋まり、問題は起きません。

しかし、キッチンはもともとは母が仕切っていた場所ですから、どうしても私の収納方法に違和感や納得いかない部分があると、手を加えてきます。
共有部分なので、どうしてもモノの配置が目に入って、気になってしまうことも多いのでしょう。
それでも、今はキッチンでの作業は私が中心にしていますので、私が使いにくいとストレスが溜まりますし、少しでも時短と効率化を図りたいので、この先も細かいマイナーチェンジを繰り返す必要があります。

そこで、母が気持ちよく使えて、なおかつ私が時短と効率化を図れる配置や収納を、毎日のように考えています。
食事の支度をしているときはもちろん、食事中も食器棚や雑貨棚を見ては、何をどこに移動させようか、どうやって整理したらお互いの使い勝手がよくなるか、をずっと考えています。

しかしながら、なかなか解決策は見つからず、本当にどうしたらいいのだろうか、と思考が止まってしまうこともしばしば。
それでも、まだ二人での生活はこれからも続きますから、なんとか解決への道を探りたいと思っています。


もしも、私が一人暮らしだったら、何も悩まなくて済むのですが、家族が一人でも一緒に住んでいる限り、お互いの妥協点を見つけなければいけません。
正直、とても難しいのですが、それでも少しでも自分が納得できる家にしていきたいです。
そうすることで、快適な暮らしに近づけるのならば、頑張っていきたいと思います。