型

仕事でどうしても短期間にマスターしなければならないことがあります。

詳細は省きますが、それはこれまであまり必要としなかった性質のものであり、なくても私のこれまでの仕事では特に問題ないものでした。でも、いまは必要であるだけでなく、とても重要、クリティカルなものです。それが現在欠けているのです。

知識というよりは、行動特性、コンピテンシーに関係することです。

まだその身体感覚を自分のものにできていません。

こういう状況なので、反復が重要かなと、直感的でありますが、これから数週間あるいは数ヶ月そればかり注力してもよいというくらいのつもりになっていました。

斎藤孝著「身体感覚を取り戻す 腰・ハラ文化の再生」では、武芸の稽古では当然とされる「型」の反復練習の重要性を説いています。

本書がとても参考になりました。ポイントの箇所をメモしておきます。

「型のひとつの特徴は、型の意味をすべて理解する以前に反復することがもとめられる点にある。意義がわからないとしても、それを繰り返し反復練習し、身体に技として身につけることがもとめられる。

型は、その型の効用を身をもって知っている人間が、それをまだ知らない人間に対して強制力をもって習わせるものである。

したがって、型はそもそもが教育的概念である。これが、型と単なる形との違いでもある。

型は通常は、自由を制限するものと考えられている。しかし、それがよい型であれば、人を自由にするものである。」

今日は、午後９時に東京体育館に行って、１３００ｍ泳ぎました。

水泳の型は、わりとできているんですけどね！