昨日、東京の三井記念美術館で見た「三井家のお雛様」
久しぶりにお雛様のお顔を見て、ほんのちょっと心和みました
そうだ、帰ったらお雛様を出してみよう!
そう、思いました
昨日も少し触れましたが、実は私はあまり人形が好きではないのです
私の母が、昔、日本人形を作っていて、家にはたくさんのお人形がありました
ちゃんと完成したお人形の他に
まだ組み立てられる前の段階のパーツ状態のものも、もちろんあるわけで・・・
頭部だけとか、腕だけなど・・・(笑)
それが幼い頃、怖くて~怖くて~
だからあまり人形遊びをした記憶もありません
結婚して、娘が生まれた時、母がお雛様を買ってくれることになりました
私は飾るのが大変だし、しまう場所も大変だし、と、
いろいろと理由を並べましたが、「せっかく女の子が生まれたのだから、買わせてちょうだい!」と
そして、買ってもらったのはなんと7段飾りのとても大きな雛人形セット!
お人形やらお道具類の箱の大きいこと!
7段の階段状のパーツのがっしりとした作りに「え~~~、こ、こんなに大きいの?ど、ど、どうしよう」
でも、そのお人形のお顔はお内裏さまもお雛様も、とても穏やかで優しい表情のものでした
着ている着物の色も赤ではなく、ピンク色をメインにした色合わせ
幼い頃のあの怖かったお人形の印象とは違うものでした
それから娘が高校生ぐらいになるまでは、毎年7段飾りのお雛様を飾っていましたが
当の娘が(やはり私の血を引いているせいか)お雛様には全然興味なし!
私も忙しくなってきて、ついにはここ数年お雛様を全く飾らなくなっていました
何年か、ずっと箱の中にしまいっぱなしだったので、もしカビが生えていたらどうしょう(笑)なんて
内心はビクビクでした
こわごわと箱を開けて、お人形の顔を見てみました
「あ~、よかった~。綺麗な顔のままだわ~」
着物も全然痛みもなく、虫食いもなく数年前のままの綺麗な状態
さすがに7段で飾るのは大変なので、お内裏様とお雛様だけを飾ることにしました
小物をセットして、金屏風を建てると、立派です
当時、お雛様セットに「胡蝶雛」という舞を舞うお人形をセットにするのが流行っていて、
母はそのセットを買ってくれていましたので、
ついでにその「胡蝶雛」も出してみました
朱の袴にオフホワイトの着物で、巫女さんのような衣装
2対で1セットです
多分今はこんな胡蝶雛はないのでしょうね、検索してもあまり出てきません
数年ぶりに出したお雛様の穏やかなお顔を見て、
なんだかほっとしました
3月3日のひな祭り
今年は平日の木曜日で来週ですが
アレンジメントレッスンでは今週の火曜日から「桃の節句」です
みなさん、お雛様、出しましたか?
やっぱり、一年に一度は出して飾ってあげなければダメですよね