「あの時、行って観とけば良かった!」と、悔しい思いはしたくない。
自転車の変遷と云うか、歴史について関心があって、最近・特にその意識が強くなった。
NETで「自転車の歴史」と検索してみた。
現物を観て学習するための施設して、大阪・堺市にある「自転車博物館」が有る事が分かった。
そして、愛媛県歴史文化博物館で「自転車ヒストリー」(11月27日まで)が開催されている事も判った。
数日来、悩んだ! 行くかどうしょうか・・・?と!
今日(6日)9時過ぎに目覚めた。
天気も良い「行こう!」と、思った。
バイクを車庫から出し、準備を整えた。
しかし、この間にも、迷いはあった。
「行くか・行くまいか」
”たいそうや(シンドイ)なぁ!”
「後悔先に・・・・」反省はしたくない。
「行こう!」と、意を決した。
何の事はない。
走り出したら、悩んだ(行く・行くまいと)事など”どこ吹く風”である。
高速に載り、14時頃、松山道・宇和ICで降りる。
国道56号線に向かって、右前方の小高い山頂に「愛媛県歴史文化博物館」はあった。
立派な施設である。
常設展と特別展がある様で、両方を見学する場合の入場料金は800円。
今回、私が目的とする「特別展」のみ場合は、500円であった。
500を支払って、入館する。
「エレベーターか、階段で一階に降りて下さい。 そこでチケットを確認しますので”大切に!”」と、案内と注意があった。
展示会場の入り口で、チケットを見せ入館する。
その時「写真撮影は構いませんが、フラッシュはご遠慮ください」との注意があった。
父の思い出と、今ある風景・展示物が重なって、懐かしさやら・感動が沸いてきた。
この展示物を観て、日記にしたいことは、色々ある。
その中で、父から聞かされていた競技用自転車の「ラージ号(イギリス製)」を目にした時は、思わず「これかぁ!」と声がでた。
因みに、父は自転車競技者でもあった。(日記「昭和八年の新聞記事(24日加筆)(2014.09.24)」他)
そして、父から聞いていた幼き頃の記憶を”定か”とする事実であった。
終戦後、航空機用の機材(ジュラルミン)を使った自転車の存在を再確認したことであった。
父から聞いていた「飛行機の機材で造った自転車」と云う、その”証”に、出会ったのである。
説明文から、私の年齢を加味して、私の家に有った「ジュラルミン製の自転車」は新車ではなかった・・?
新車では無かった?と云うのは「商品ではなかったか?」と云う疑問である。
私の記憶は「(父は)仕入れたものの、買い手が付かず”自家用”にしていた」と、思っていたのである。
これ等、記憶を改めなければならいであろうことの事実も、知った。
追記:私は、小学校入学までの3年程、自転車競技に出ていた記憶はある。
問題の、ジュラルミン製の自転車は「昭和24年までの3年間、製造された」と説明がある。
と!すると、まんざら・私の記憶に齟齬はないのではないか?と思えるのである。
父に聞けば、万事・解決するであろうが、電話するにも・手紙を書くにも、住所も・電話番号も判らない。
訊ね様がないのである。
従って、私の記憶、即ち「(父は)販売用に仕入れたが、販売が出来ずに自家用・試乗用とした」が正しかった!と、終焉させたい。