
雑誌「トランジスター技術」の記事を参考に「入力セレクタ」を造った。
現用のプリ・アンプの雑音(ハム音)が気になって、パソコン出力をプリ・アンプを介させずメイン・アンプ(3CHデバイダー)に接続して聞いていた。
しかし、プリ・アンプが無ければ”その良さを”見直したレコードが聴けない。
そして、CDが聴きたい、DVDの音が聴きたい、と云ったときに、一々接続替えをしなくてはならない。
そこで、目にとまったのが「トラ・技」の記事である。
部品は、同じ雑誌の記事にあった「RIAA規格アンプ(レコードを聴くためのもの)」及び「メイン・アンプ(キット)」を含め、括注文した。
先の日記「現実を受け入れて」でキットであるメイン・アンプ(2台=モノラル・アンプ×2)はマニュアルに基づき、組み上げたが、実働させるまでには至っていない。
そして、聴きたいものによって、接続替えをしている手間を省くこと、また電源の切り忘れを防ぐため「入力セレクタ」の製作に取り掛かった。
そして、完成したのが”絵日記の絵(写真)”である。
写真下部の左から、五回路(赤白=左右)の入力端子、そして電源の入出力部である。
電源の出力(+5V)は、メイン・アンプや3CHデバイダー等の電源を一括制御するための「リレー用」の電源である。
テーブル・タップの途中にリレーを装備し、入力セレクタの電源スイッチで動作させている。
右は二回路の出力端子である。
写真上部、左から出力二回路をセレクトするスナップ・スイッチ、五回路の入力をセレクトするロータリー・スイッチである。
右側は電源スイッチと表示ランプとなっている。
この回路図では、+5Vの電圧をロータリー・スイッチで IC(8CHダーリントンスイッチ)に与え。リレー(二回路=左右)を制御する様になっている。
8回路の切り替えが可能であるが、部品(リレー)が高額となることから必要最小限とした。
この「入力セレクタ」装置には外部電源(5V)が必要である。
手持ちの”ジャンク品”に「Mado In 外国」のものがあったので流用することとした。
さて、待望の試運転である。
電源を接続し「スイッチ・オン」
電源表示(LED)が点灯。
しかし、消灯してしまった。
外部電源の、出力電圧を測定してみると、何と倍近い”10V”の電圧が出ている。
表示用LEDが破損してしまったのである。
さて!どうする?
5Vの電源アダプターは、この一台しか無い。
部品箱に撤去品の「5V三端子レギュレーター」があった。
急遽、(写真右・中央部に5V化する仕組みを)組み入れた。
一部手直し(左右テレコ)もあったが、順調に役目(入出力を切り替えること等)を果たしている。
続くは、レコードを聴くための「RIAA規格アンプ」である。
いま、悩んでいる。
電源を直流としたいと”拘っている”のである。
しかし、このアンプには、正・負電源が必要であることから、電池の”数”で勝負するか、一個の電池で体裁よく造りあげるか、学習中である。
蛇足:
「三端子レギュレータの出力と思われる端子が絶縁されていない。危険では!?」と言う御指摘を頂いた。
「現実を受け入れて」でスタンド・ルーペを購入したことを、先の日記にした。
この商品のケースが透明のプラケースで、カッターでケースのサイズにカットし敷き詰めている。
従って”一応”絶縁(筐体と)”されているが、御指摘を頂いた事もあり手直しすることとしたい。