日記「道具に支えられながら(2015.7.9)」で、バイク走行中の情報収集手段として”各種情報を集約する”ことを記した。
情報収集の手段として、色んな方法があると思う。
私は、ヘルメットに仕込んだスピーカーから”音・若しくは音声”で受取る事が良いのではないかと考えた。
高速道での単調な長時間走行時は、音楽やラジオ放送を! そして、目的地に向っては、ナビの音声ガイドを!等である。
運転者は、運転に専念し、情報の提供は機械やシステムに任せる。
そこで、単純に発想したのが、複数ある情報を”まとめる” 即ち、ミキシングすると言う事である。
例えば、バイクのラジオを聞いている。
そして、ナビが案内地点になって「300m先を右折」と音声案内する音声も聞き取れるのである。
ミキシング・アンプは、先の日記「道具に支えられながら(2015.7.9)」で製作を楽しみ、スピーカー駆動アンプは、以前・使っていた「組み立てキット」のD級アンプを転用した。
アンプとスピーカーの線長制限があり、ヘルメットまでの線長では”発熱”する事が判った。
そこで、ストックしていた小型トランスをアンプ出力に挿入し、スピーカーに導く細工を講じた。
この様にして、仮にではある(音量調整が固定)が、出来上がった「ミキシング・アンプ」を搭載し、琵琶湖周遊ツーリングに臨んだのであった。
結果は「遣ったぜ!」と、喜びの声を上げたい気分であった。
心配と言うか、一種・諦めに似た気持ちであったこと、それは”バイクはノイズの塊”と言う環境から「ノイズが重畳」するだろうと思っていた事である。
しかし、予想に反して、ノイズも無く、クリアな音声であった。
琵琶湖周遊時のテストにおいては、ボリューム制御が、停車中で無ければ出来ないことから、高速道での音量では一般道で大き過ぎ、等の不便はあった。
走行中の状態に、対応出来る音量制御の必要性を、大いに感じた”テスト(商用試験?)”であった。
絵(写真)の説明、写真・左より(写真)1・2・3とする。
写真1:日記「道具に支えられながら(2015.7.9)」で製作を楽しんだ”ミキシング・アンプ”
写真2:インターフェースや制御素子をケースに収めた状態。
左の基板はメイン・アンプである。そして、右は有線制御のモーター駆動ボリュームである。
写真3:ハンドル部に取り付ける「制御部」である。
左の白い棒状のものは、ボリュームで、冬場に使う「ヒート・ジャケット」の温度調整用
電源SWが3個 ヒート・ジャケット用・ナビ用・無線機等用である。
そして、右のスナップSWは、常に中央にあって”OFF”、下方・若しくは上方に操作し”ON”となり、操作の手を離すと中央に戻って”OFF”状態を
維持するスナップスイッチ((ON)-OFF-(ON)タイプ)。
このスイッチは、ヘルメット内のスピーカーの音量を調整するためのものである。
「心が少年に還ったこと」それは、全ての回路がつながり、動作している事を確認出来た時の高揚感である。
苦労して創りあげたモノが”動いた感激”は年齢を超えて健在であった。
アンプ本体の確認は、先のツーリングで出来ている。
ツーリングから帰宅し、完成させる為の手順が続いた。
ストックしておいた、モーター駆動式ボリュームは、娘が中学生時代に買い与えていたステレオ装置(ミニ・コンポ)のジャンクである。
動作電圧も不明で、スペックの追跡から始めた。
5V(ボルト)で動作する事が判り、バイク電源は、約13Vである。
100円程の部品「三端子レギュレーター」で、5Vに変換する仕組みを組み入れた。
音量を上げる為には、モーターを”正転”そして、音量を下げる為には”逆転”させる。
バイク運転中の操作性を考えて、前出の「スナップ・スイッチ(ON)-OFF-(ON)タイプ」二回路用を使用した。
そして、仮配線状態で確認する。
制御部のスナップSWを操作すると、本体のボリュームが動いている。
ヒーティング・ジャケット用の時間スイッチも動作をしている
「おぉ!動いた・動いたぞぉ!!遣ったぜ!」
この、感動的なシーンが伝わりませんか?? 想像して大きく府らませてください。 文書力では駄目ですから・・・
本当に嬉しかったのですよ! ボリュームが回った時は・・・
自分の持てる”知識・技能”に勝る結果が導き出せた時、その喜びや感動は増幅される事は理解している。。
アルミ製のコ字形の金物を、DIYショップで購入し、加工した制御部の塗装の痛みもあり、再塗装してバイクにセッティングしたい。