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先の日記「頼まれて、こんなモノを造りました(2013.12.20)」を納品?した結果、追加を受けた。
此の事は、日記「注文を受け、製作中(2013.12.30)」として、紹介している。
そして、出来上がった”容姿”が、今日の絵日記の絵(写真)四枚である。
絵(写真)の左から、写真1~写真4とする。
写真1は、ライトを垂直した状態。
写真2は、写真1の裏側である。
写真3は、ライトを45度傾けた状態で、水平にも設定出来る。
写真4は、電気的接点部分でFRP製カバーを施している。
今回、難点で苦労した点は、移動時にはライト部を取り外せて、ライトの照射角度を変えられる構造としたことである。
回転させる中点に「注文を受け、製作中」で日記にした接線(スイッチ機能とプラグ部)のコンセントとなる受部(凹)を配した。
この”受部”には体裁の為の、カバーが必要で、当初、木片で二度、製作したが強度的に満足出来ず、FRP製とした。
”one off”である事の宿命で、工程表が無いため、製作途中の様子を紹介できない。
作業をするのに「段取り八分」と言われ、先人は「段取りが出来れば終わった様なもの!」と言う。
one offで且つ、先例がない場合は”cut and try”で造り上げなければならない。
段取りが組み上がらないのは、工程がcut and tryとなって”次工程”が分らないことに起因している。
何はともあれ、工程表や段取りが組み上がらなければ”手戻り”が多く発生する。
例えば、BATT箱を組み上げた。
その時点では、箱の内側に「爪付きナット」をセットしなければならないと云う考えは無かった。
木ネジで固定する場合、強度が不足すると判断した。
木片の強度を付加する手法として、日本古来の木組み手法がある。
現代風に、木ネジと接着剤で組み上げる方法もある。
BATT収容箱は、それらの工法で出来るが、蓋を「取手」とし、且つ脱着出来る様にしなければ成らない。
容易に脱着が出来て、強度を有する方法として「爪付きナット」を採用した。
爪付きナットの凸部を無くする為に、ドリルの切り歯で簡単に作業を完了させられる。
しかし、箱を組立てた後での変更だった事から、小刀やカッターで彫らなければならなくなる。
この作業の”手間”の差は相当な負担となった。
何はともあれ、この様に、手戻りを繰り返しながら完成させた。
日記「注文を受けて、製作中(2013.12.30)」に記述したが、受注に当たっての要求事項(仕様)は、三点であった。
⓵電源SWは防水製に!
⓶BATTは容易に脱着出来る形態に!
そして、ライトは垂直だけではいけない、という意思表示もあった。
これ等の要望(仕様)を満足させるため、機構的に複雑なものに成ってしまったのである。
機械の構造、機構やシステムは”Simple is Best” であるべきと思うが、工作を楽しんだことと、少ない知識から構造が複雑なものと成ってしまったと思う。
使用者側の評価で”ヤッタ!”と歓びとするか、はたまた”そうか!”と反省するか、である。
同様な仕様で、製作する機会が再度あるとすれば、少しだけ”単純化”への思考や、工程表から”段取り”は組み上げる”知識・知恵”は持ち合せたと思っている。
経験を重ねることが出来たから・・・・