HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

なんとなく・・・

2005年07月03日 | 音楽・映画・本
雨の日曜日は嫌だな~。なんかさわやかさが消え、じめじめしたものが家の中に漂う。当たり前か・・・洗濯物がなかなか乾かない。梅雨って嫌いな季節だ。だから私は一年の中でも6月というのが一番嫌だった。でも、今年は違った。いいライブが2本も見れたから。私がこれからしばらくライブ打止めでサマーソニックがラストだという状況の中、神様はよくこれほど私の事を考えて、ライブを設定してくれたものだと感謝します。ほとんど私の出会った、そして大好きだったインディーズバンドの皆を集めてくれたのだから。最後にベルベットまで入れてくれて・・・あのフジワラ君(以前このブログで書いてます・笑)の新バンドまで入れてくれて・・・6/11と6/28は私の京都インディーズ道を凝縮してくれたライブだった。卒業には相応しいライブだった。次にいつライブにいけるのかは神のみぞ知る。自分の意志ではどうにもならないことはこの世にはいっぱいあるからね。できれば、 EX-Chairの山口さんが捲いた種を花束にしてまた京都VOXHALLに戻る頃には行けるようになりたいな~。あと、平日の6時半に開演として一番バッターに出てくれたりしたら、策略をめぐらしていけたりするかもしれないな~(笑)

まあ、いつも気紛れな天使たちが私を翻弄するけど、結局はいつかまたライブに行ける日がくるのはわかってる(笑)その時、このすばらしいインディーズバンドの皆がどんな風にひと回りもふた回りも大きくなっているのか楽しみだ。インディーズバンドは解散も恐れてはいけないと思う。いいものを掴むためには自分をまず知り、自分の音楽に対する意志を貫くべきだと思う。年令なんて意味なし。いい音楽は何歳になっても作れるといろんなミュージシャンが証明してくれているよね?これからしばらくはライブに行けないとしても私の好きなインディーズのバンドのCDが出た時には必ず買って聴くから。そして感想もこの日記を続けている限りは書いて行くと思う。

終わりではなく、また第二期京都インディーズ道に向けて、自分も自分の大切なものを育てていくつもりです。音楽について、映画について、本について、その他もろもろについて、これからも懲りずに書いていくつもりなので、時間がある方はヒマつぶしにでも見ていただけたらうれしいです。たまには声も聞かせていただけたらよりうれしいです(笑)

あと・・・Chairはゴブラン織も紫もパールもマニエリズムもドリアングレイも似合いませんでした(笑)あえていうなら、サッカー、青春、ごはん、白いシャツ、笑顔、ガーベラ、涙、ドラゴンボール、桜井和寿、大きな手、汗、太陽、疾走、レッド(笑)、優しさが似合うバンドでした。大好きでした。
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フォギーメランコリック&ベルベットメロウ☆

2005年07月03日 | インディーズ
Chairのラストライブを彩ったバンドの中の2組のバンドがフォギーメランコリックとベルベットメロウです。前者については以前にも何度か日記に書いたことがあるけれど、ベルベットメロウに関しては初めて書きます。でも、実はベルベットメロウのメンバーはもうずっと前から知っていたんです。彼らはかつてデイジーという名でバンド活動をしていたのだけど、心機一転してこの名でリスタートしたわけで、曲も聴いたことがありました。でも、なかなかステージを見れず、やっと今回初めて生のステージを拝見できたわけです。ベルベットのベースさんやボーカルのアヤさんとはステージ以外の妙なところでお会いしたことがあり、面識はすでにあったので、ステージ知らないのに知っているような不思議な感じでした。ベルベットは女性ボーカルのバンドで、私の知っているインディーズのバンドでは珍しいかんじです。ステージ外でお会いした時はスタイリッシュで優しい笑顔の美しい背の高い女性だったので、ステージではどんな風に変貌するのかすごく楽しみでした。そしてステージに登場した彼女を見て、その妖艶な雰囲気で存在だけでオーラが出ているような彼女に圧倒されました。妙な潜入感をもたれても困るのですが、雰囲気はやや東京事変の椎名林檎に似ています。でも、実際は椎名林檎に負けない、あるいはそれ以上に美しい方です。ベルベットの曲は意外と激しくて、女性ボーカルのロッソというかああいう(ってどういう?笑)音を出すバンドです。CDで聴くよりもっと激しくて、ありきたりですが「かっこいい」というしかありません。彼女からは真剣に音楽と向き合っている姿が見えるし、インディーズバンドにむらがる似非ロックバンドの女の子たちとはまったく違います。真摯な姿がまっすぐ心に届きました。彼女が放つ言葉はどこか投げやりで乱暴に聞こえることもあります。でも、それは言葉と裏腹に彼女なりの愛ある言葉であることもしっかりと伝わります。きっとそんな彼女に周囲の男の子たちはメロメロになるのでしょう(笑)ゆえにいつも彼女の言うがままです(笑)彼女がChairを本当に同士だと思い、大事に思っていたことは彼女の送る言葉からひしひしと伝わってきました。心なしか、涙が浮かんだようなそんな気がしました。

一方でフォギーのいつもは「俺さま」的な(笑)ボーカルのマオさん。端正なお顔だちでヴィジュカル的にも目を惹く方ですが、今回のChairのラストのライブにおいてはある意味「素」の彼が見えたような気がしました。同士であったChairとの別れがなんかとても辛いそんな感じで歌っている姿が哀愁に満ちてました。送る言葉でも、なんか今にも溢れそうな涙をこらえているようなそんな感じで、こちらまで泣きそうでした。最後はChairに捧げる曲として「WAVER THE SUN」を演奏されたのですが、この曲は私もフォギーの中では一番といっていいほど好きで、この曲がフォギーの象徴のようにすら独断と偏見ではありますが勝手に思っています。私自身にとっても、これから先、またいつ彼らのライブを見ることができるのかわからないので、幸せなひとときでした。ありがとう。

それでフォギーとベルベットとあえて書いたのには理由があります。彼らは似ている気がするからです。音楽的には静と動というシンメトリーをなすかもしれませんが、どこかゴブラン織が似合う感じ?アールヌーボーの世界が似合う感じ?エミール・ガレのランプが似合う感じ?紫が似合う感じ?パールが似合う感じ?ドリアングレイが似合う感じ?マニエリズムという美術史におけるバロックとロココ時代の隙間にできた歪んだ時代のアートが似合う感じ?(ずいぶん前、イエローモンキーの中にマニエリズムを感じるというような文をどこかに書いたのを今思い出した!)そんな感じが特にフォギーボーカルのマオさんとベルベットボーカルのアヤさんから漂うのです。決して太陽と月というのではなく、木星と金星のような感じの二人。朝が明けようとする時、群青色の空が青白くなってきて、透明な空気感が漂うその瞬間が似合うマオさんと夜のとばりが降りようとしている空の赤が消えゆく生ぬるい、けだるさの漂う黄昏時が似合うアヤさん。二人がいるとなぜかイメージが広がるような・・・そして、消えることのない清潔感。また、いつかこの2バンドをいっしょに見れる日が私には来るのでしょうか・・・I WANNA SEE YOU・・・
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