HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

インタビュー

2005年07月24日 | 音楽・映画・本
ロッキンオンジャパンにELLEGARDENのインタビューがあった。それを読んで、だから彼らの事が好きなんだな~ってあらためて思った。いつも自分たちとファンとの目線をいっしょの高さにしているところ。絶対に自分たちの意志を貫いて妥協をしないところ。そしていいものを作っていい演奏すれば必ず自分たちのところに来てくれる人がいるはずと信じているところ。

彼らは事務所につく前から手売りでチケットを売ったことがないそうだ。友達ばかりが集まるのはいやだということからのようだ。友達でも本当に音楽としてその金額を払う価値があると思ってくれたらチケットを買ってきてもらうようにしていたそうだ。だから、2、3人しか見てくれないこともあったらしい。でも、そうして6年が経ち、今ではワンマンもほとんどソールドアウト。ライブ会場は彼らの音楽に惹き付けられて自分からやってきたファンでいっぱいだ。

たまにインディーズというかアマチュアというかのバンドでは友達ばかりじゃない?って思うバンドもある。もちろん、その音楽に惚れてきてくれた友達なんだろうね。でも、中にはいつも来てくれるファン(知り合い)には黙って、秘かにライブして自分たちの力というものを試しているバンドもいる。そういうのはやっぱり必要なのかもしれないね。

細美くんはバンドの力を信じていたみたい。いい曲を書いたら、そしてその演奏もすごかったら絶対にいつかファンは集まってきてくれるって・・・だから、あせらなかったみたい。事務所があせっても・・・(笑)そして、音源もCDーRで出すのは嫌だったらしい。借金してでもちゃんとしたCDで出すことにこだわったみたいだ。いい音を追求するならそうだよね。

たった、2、3人の客しかいなくても、その2、3人をすべてとりこにしたら、それは成功だと思う。たくさんいても結局またライブに来てくれなかったり、あるいはCDを買ってくれなかったりしたら、そこまでだ。人数ではなく、どれだけしっかりと心を掴むかなんだね。それをおろそかにしていると大事な時にいっぱいいたはずのファンはどこかに取られてしまって、もう戻ってきてくれなかったりする。どれだけ音楽としての誠意をそのバンドが表しているかだよね。

ELLEGARDENのライブに行った人なら、本当にストレートにそれが伝わるし、音楽的にも人間的にも素敵な時をそこで過ごせるよね。CDを聴いているだけでも、その歌詞から感じられるけど。

私が彼らを知ったのはアジカンのラジオ番組。それまで名前すら知らなかった。でも、一度聴いただけでもうガツンと心にパンチを食らわされた。不思議な縁だったけど、あるCDショップで私の知っていたバンドChairのCDとエルレのCDが隣同士で「お薦めインディーズ」のコーナーにディスプレイされていたんだよ。妙にうれしかったな~。

自分が何が好きで何が嫌かを知っている人は強いな~って思う。周りに流されないし、たとえ困難なことがあっても自分が信じるものが何かを知っているから、その中に飛び込んでいける。そういう風な人は年令とかは関係ない。まだ子どもでもそういう子はいるし、お年寄りでもそういう生き方の人がいる。私はそういう人たちにいろいろ教えてもらうことが多い。

これからも私は自分の心に正直に好きな音楽には好きだと堂々と言い続けていく。


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『69』

2005年07月24日 | 音楽・映画・本
ずっと前に読んだ本。村上龍作。これをかつてミルクランというバンドのベースの光史郎くんにあげたことがある。偶然遭遇した時にだ。たまたま、久々に読み返そうと自分のために買ったばかりの本だった。ずいぶん昔に読んだ時、ロックバンドをやる話だったという記憶だけが妙に鮮明に心に残っていて、あとは忘れていた。ゆえにロックバンドにはぴったりと思って、読み返す前によしもとばななが好きだという彼に渡してしまった。それで再び買い直して読むと「こんなシーンあったっけ?」というピーなシーンが満載。これが愛読書と思われると困るというようなかんじ。もちろんおもしろいのはおもしろいし、ロックな感じはあるんだけど、だめなシーンもある。

ところが、これが映画化した。タイミングがいいのか悪いのか。でも主演が妻夫木聡と安藤政信だから、私にとってはゴールデンコンビだ(笑)映画館では見れなかったけど、やっと今日見れた。それで問題のあのシーンはどうなったか・・・やっぱりあった。うわ~って感じ。あそこだけは見たくない。この映画を見た人はおそらくどこかわかるだろう。

気持ちを切り替えて、この映画にはいろんな曲が挿入歌として流れるんだけど、まず一発目がクリームの「WHITE ROOM」あとディープ・パープルとかそのへんが流れるんだけど、間で「えっ?」って思う曲があった。それはイエローモンキーがカバーした「夜明けのスキャット」だ。古い曲の中に混じってこのイエモンバージョンが流れるとは・・・妙にうれしかった。

それにしても佐世保っていう町に一度行ってみたくなった。

それとその本を渡した光史郎くんはのちのAUDIO RULEZを経て、今新しいバンドで始動しようとしている。そのXデイが楽しみだ。

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