HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

脱皮

2005年11月12日 | Weblog
私は最近の自分を見ていて、過去の自分ってほんとに自分だったのかと思う事がある。いろんな仕事をしたり、いろんな場所にいったり、いろんな生活をしたりして、そのたびになんか違う自分がいたような気がして、「ほんとにあれはあなただったの?」って過去の自分に問いかけたくなる。

大学時代から回顧して、テニスサークルなんかに入って、ゾロゾロと団体でテニスの後に立ち寄ったカフェにいる自分。写真部で副部長で、頻繁に暗室にこもって写真を現像していた自分。アルバイトで近鉄百貨店で紳士服を売っていた自分。家庭教師として比叡山のお坊さんの子どもさんを教えていた自分。そして、彼とデートしていた自分。

会社に入ると秘書をして、それから希望して企画の部署に移動させてもらった自分。会社の野球部のマネージャーをやらされていた自分。洋楽のロックが好きでライブに通った自分。芝居が好きで劇場に足を運んだ自分。映画の試写会によく当って見に行っていた自分。東映に通ってシナリオを勉強していた自分。会社内のちょっとした小グループで心斎橋あたりでおもしろいことをしていた自分。パントマイムをやっていた自分。

イギリスに留学した自分。帰国して教師になった自分。生徒が可愛かった自分。ラグビー部の顧問(実技の指導は男の先生でそのサポートだったけど)だった自分。生徒指導部だった自分。通勤中に知らない人にみぞ打ちをつかれて、倒れこんだ自分。でも、親切な人に助けられて、大丈夫だった自分。生徒を一人亡くした自分。

体調を崩して、教師職を去り、家で通信教育の講師となり、高校生の英語の添削の仕事をしていた自分。やはり生身の人に会いたくて、塾の講師になった自分。そして、経済的理由から今の会社で働くようになった自分。その合間にやっぱり音楽が好きでライブに足を運ぶ自分。映像を撮るのが好きでそれで音楽のPVやライブ映像のDVDを作る自分。

最近の自分はTさんというおばさんに振り回されるだけの無能な人間のような気がして、なんか昔の自分がうらやましく思える。このまま人生を過ごしていくなんてごめんこうむりたい。

何か始めなければ・・・人生の中で何度人は脱皮できるのだろう?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホラーの天才☆

2005年11月12日 | 音楽・映画・本
奈良出身のホラー漫画の第一人者といえば、そう楳図かずおさんですよね。この前、TVで久々に彼を見ました。もう70才なんですね。でも、すごく若く見えて、まだ少年っぽさがしぐさや言動に現れて、チャーミングな人だな~って思いました。

彼の漫画は何冊か子どもの頃読んだことがあります。誰でも小学生の頃って恐いものみたさでそういう漫画がクラスで回ることありませんでしたか?私も自分で持つのは恐いけど、クラスメートが貸してくれたので何冊か読むことができたのです。って先生に見つかったら大変でしたけど、休み時間とかに秘かに読んでいた気がします。その影響か、なぜか私は6年生の時にホラー漫画を描く人となって、違うクラスの子からもノートを渡されて、今度は休み時間にせっせと学校もののホラー漫画を描いてました。なんか売れっ子漫画家のようでしたね(笑)変わりもんですね。もちろん、ふつうの漫画も描いてましたけどね。

でも、実際の私はすごい怖がりだったんですよ。不思議ですよね。

楳図かずおさんはホラーは笑いだと言ってましたが、そういえば、彼の作品は恐いけど、笑えるところもあるんですよね。恐さと笑いの共存って考えるとすごいことですよね。

また、彼はホラーとSFの定義はホラーは屋内で起きる不思議な事でSFは屋外で起きる不思議な事だと語ってました。そしてホラーが起きる屋内はある程度広くないと恐くないから、学校とか大きな屋敷が舞台となるそうです。

なるほどな~って、妙に納得した私です。

これは私の考えですが、「恐怖」と「笑い」というのは実は子どもの頃にたくさん感じる方がいいのではないかと思うのです。もちろん「恐怖」といってもお化けの方の恐怖ですよ。リアリティのある恐怖ではありません。そんなものを子どもの頃から体験してしまうとそれはいけません。

「お化け」話というのは実は知らぬうちに人の命の大事さを教えてくれている気がするのです。人をあやめると化けて出るということで、昔の人たちはそんなに簡単に人をあやめなかった気がするし、特に子どもにはそんな恐ろしいことはできなかった気がします。

なのに最近は10代の子でも平気で人をあやめます。きっと彼らはお化けなんて信じていないのでしょう。

「笑い」話というのは心も体も実は鍛えるのをご存知でしたか?無理にでも笑うとそれだけで心の悩みもだんだんと緩和されていくそうですし、喘息の子なんかは笑うことが体を改善していく対策の1つなんですよ。これは実際にお医者さんから聞いたことなんです。だから、小さい子なんかをこちょばして、笑わせるのは実は大事な事だったりするんですよね。

大人でもむっつりしている人やつらそうな人をこちょばしてみたら、案外笑顔を取り戻すかもしれませんよ。まあ、くれぐれも逆に怒らせない程度に・・・そうなるとホラーですから(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の金曜日

2005年11月12日 | Weblog
昨日は仕事場ですごく心が沈んでいた。そうするといろんな事がそれに連鎖して、なんか自分が嫌になってしまって「だめだ」って小さな悲鳴を心の中であげていた。もちろん、職場の回りの人は気付いてないし、いつもどおりに笑顔で接しているんだけど。そしてすれ違う誰かに「落ち込んでいる」といいたい衝動にかられつつも、これぐらいの落ち込みなんて実はたいしたことではないな~って思い直す。そんな複雑怪奇な自分をもてあます。

夕方になるとますます雨が降ってきて、バスに乗ると窓ガラスが水滴でいっぱいで白く霞んで外の景色は見えない・・・たまにネオンが滲んで見える程度だ。

京都駅にはクリスマスツリーがキラキラとそびえ立って、なんとなく幸せそうだ。そういえば去年の同じくらいの時にある映像を撮りに来て、このツリーを撮影したな~って思い出す。そして、ちょっとだけ見つめて、エレベーターをツリーのところまで降りると、反対に下の方からツリーの方へ上がって来る人が・・・ある意味すごいタイミングだ。

久しぶりではあったけど、その人に出会えてよかった。雨の金曜日が温かい金曜日になった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする