HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

渾沌(カオス)

2006年02月10日 | 音楽・映画・本
今朝、ふと「ネヴァーエンディングストーリー」という映画の事を思い出した。これはミハエル・エンデの児童文学『果てしない物語』を映画化したものだ。

そこで、Chairというバンドがよく練習していたスタジオで「ファルコン」という名の白い犬が飼われていたという話を思い出した。「ファルコン」は「ネヴァーエンディングストーリー」に登場する頭が犬の白い龍の名まえといっしょだ。このスタジオの持ち主は「ネヴァーエンディングストーリー」が好きだったのだろうか?あるいはこの主題歌を歌っていたリマールのファンだったのか・・・

このリマールが歌う「ネヴァーエンディングストーリー」はいい曲だ。

さて、でもなぜそんな映画を思い出したのか・・・会社帰りにいろいろ思い出そうとした。

そうだ。ある曲のあるフレーズでこの映画を思い出したのだ。
Flangeというバンドの曲の中のフレーズ「闇はそこまで迫っていて・・・」というところ。誤解のないようにいうけど、この曲とこの「ネヴァー・・・」との接点はまったくないと思う。単にそのイメージが過去に見た映画を思い出させたわけだ。

「ネヴァーエンディングストーリー」はファンタジー(ファンタジェン)の国が闇に包まれて消えかけて行くのを主人公が救うというお話。なぜにファンタジーの国が闇に占領されていくのか・・・

これは今の世の中をもしかして描いているのかもしれない。ファンタジーを心に描けない子どもたちとファンタジーを持ち続けられない大人たちの作る社会。殺伐としてきて、子どもが殺人を大人が子どもを虐待・・・まさに「闇」の世界がそこまで迫ってきているような気がする。

泣く事すらできない人たちのために泣かせる本や泣かせる映画が流行る。

「闇」は涙に溶けていくことができるのだろうか?

でも、私は信じていることがある。心の「闇」は絶対に「音楽」で薄められていくと。

だって「音楽」ってファンタジーの子どもだものね。夢や想像から生まれるものだもの。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする