HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

リスタート

2006年12月01日 | インディーズ
11月28日に京都VOXHALLで一夜限りのChairの再結成ライブがあった。実はこのライブのことを聞いて最初は戸惑ったし、行くのも躊躇した。なぜなら、私の中で去年の6月の解散ライブでChairは終わったんだ・・・って思っていたから。自分の中では悲しかったけど、ちゃんと整理がついていたと思っていた。でも、実際は解散ライブの日は映像をとる事に専念しすぎて、どこか終わってなかったんだ・・・ということが今回のライブを見てわかった。

もう一度しっかりこの目で見て、聞いて、現実を受け入れることが実は必要だったんだ。

そして改めてわかったことがあった。

解散しても一度生まれたバンドとその楽曲は終わることなんてないんだってこと。


そこに実際に存在して奏でてくれて歌ってくれた事実は決して消えることはないんだ。


終わったなんて間違いだった。まだまだ、そう私が彼らの曲を聞き続ける限りメンバーひとりひとりは永遠にミュージシャンであり、その笑顔は続いていくんだ。


なんてバカな私だろう。


一度生まれた音楽には終わりなんてないんだ。


解散したから音楽も消えるなんておかしな話なんだ。


解散ライブのラストの曲は「残された花」だったけど、今回は「リスタート」だった。ここに彼らの気持ちがはっきりと見える。

「再出発」が始まるんだ。それぞれの中で。それはメンバーだけでなく、こうして見に行った私自身の中でも何かが「再出発」し始めて、初めての感覚が動き始めた。


「リスタート」は彼らと初めて出会った曲。この曲にまた再びこうして出会えたことは改めて自分の中でChairというバンドの存在と自分の人生の中でのある期間の位置付けを考えるきっかけとなった。


この曲は以前にも書いたと思うけど、2年ほど前にこの曲のPVを作ってメンバーにクリスマスにプレゼントした。そのPVをつい最近見せた同僚が、タイミングよく生のChairの「リスタート」を聴けるなんて・・・ある意味奇跡だ。季節はクリスマスシーズンに入り、そのPVにも登場したクリスマスツリーが今年もきらめいて多くの人の心をとらえている。


私はこれからも何度も何度も「リスタート」を聴いて、何度も何度も「リスタート」をくりかえすんだろうな。でも、それでいいんだ・・・って思うわけで。

誰にでも「リスタート」はできるんだから・・・これで終わりなんてないんだよ。


どんなに辛いことでも絶対にやりなおせるし、別に無理に過去を忘れる必要もないし、ただまた歩きだせばいいんだ。


そう・・・・・・思う。


「リスタート」に乾杯!メンバーのそれぞれのこれからの人生に乾杯!
コメント
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