HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

RとM

2006年12月28日 | 洋楽
今年になって初めて出会ったバンドですごく新鮮に感じて、そして凄いエネルギーを初めて聴いた瞬間から感じたバンドは

My Chemical Romance
MAE
RADWIMPS
RIDDLE
          
これらのバンドの頭文字を見るとMとR・・・おもしろい偶然だな~って。

これらのバンドは今年になるまで、まったく聴いたことがありませんでした。ところが、今ではすごく好きになって、特にマイケミはもう私の中の人生の音楽チャートトップ10に入ってしまいましたから・・・

とにかく、この4つのバンドはそれぞれ独特の灰汁の強さみたいなものがあり、絶対に他に追従を許さない世界を持っています。そう、まねができません・・・


だからなんでしょうね。RADWIMPSの台頭ぶりは目にみはるものがあります。彼らのファンというわけではないけれど、弟子Aはラッドのボーカル野田君のインタビューを読んで、進学する大学の方向性をぐるりと変えてしまったぐらいで、それほど野田君には説得力があるというんでしょうか・・・


やっぱり同じ感じではだめなんですね。たとえばエルレっぽいとかグリーンディっぽいとか・・・そういうのはいらないわけで、洋邦問わず、初めて!の感覚をくれる音楽じゃないとつまんないんです。

インディーズのバンドでもいろいろあって、しかもたくさん存在するわけで、知らず知らずのうちに自分の中で、分類してしまっているんですね・・・「ここまで」とか「いけそうだ」とか


あくまでそれは独断と偏見のなにものでもないので、それが正しいわけではありませんので・・・


あえて、よく見に行く(といってもそう行けてないのですが)インディーズのバンドやアーティストの中で、今年に限って言うならば、目覚ましい成長ぶりだな~(ってえらそうに申し訳ないです・・・)って思ったのは

ソロアーティストの山口茂さん・・・日本のジェームス・ブラントと勝手に思っている私ですが、彼の作るメロディと意外な展開の言葉繋ぎはいつか大きな何かをもたらすのではないでしょうか?

やはりソロアーティストのvanillamanさん・・・絶対に彼にしか作れない音楽と世界がそこに存在し、そのライブパフォーマンスはかなりのインパクトがあります。

そして、紅一点のボーカリストのいるVelvet Mellow・・・あのグラマラス感とヘビー感。すごく新鮮です。メンバーの雰囲気も灰汁が強い(笑)っていうのでしょうか・・・一度見たら忘れられません。


あと気になるのはfoundout・・・一度しかライブを見たことがないのに今だに「よかった」と心にこだましているんです。実際CDを聴くとすごく気持ちがよく、その音楽が身体にすう~っと入ってくるバンド。来年こそはライブへ・・・と願っています。


この他にも以前はライブに行ったことがあるバンドでいろいろがんばっているバンドもいるのですが、新しい音源とかライブとかに触れて無いので今はどういう感じなのか・・・


そろそろ今年の終わりに近づく今・・・今年もいい音楽に出会えてよかったと思うわけです。
明日は仕事納め。やっと休みが・・・いやまだ家で掃除が・・・こうして結局いつも一年の終わりはバタバタして知らぬ間に次の年が明けるわけです。

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最高という言葉

2006年12月28日 | Weblog
ついつい「最高」っていう言葉を安易に使ってしまうことってありますよね。それゆえ、実に軽い言葉になってしまって、なんだか自画自賛で自分に関する何かに「最高」って言う人がいると「それほどでもないんじゃないのかな」って思うのは私だけでしょうか?

ただ、ライブとかで「今日のライブ最高!」とお客さんが言ったり、ステージからミュージシャンとかがファンに向って「おまえら最高!」っていうのはぴったりくるな~って思うし、言い換えれば「最高」っていう言葉が居心地のいい場所は一度っきりしか出会えない場所なのかな・・・って。

ライブはその日その日で完結するものであって、そこにおいて「最高」は一つしかないわけで・・・

一方で、ものを作る立場の人が「今度の作品は最高のができた」って言うと、一回ぐらいなら「そうなんだ」と思うけれど、毎回「最高」って言われると「また・・・か」って正直、もう期待しなくなるんです。「最高」って聴くとそれぞれ人によっては感覚が違うから、とてつもない想像をめぐらし、「すごいもの」を頭に描くわけです。で、実際見たり、聴いたりしたら「え?」ってなったとたん、その「最高」はその作り手の感覚の「最高」であり、それがつまんないものだったら、「あ~この人の最高はこんな風なんだ」とそこで気持ちは離れていくわけです。


ところが、「今の俺ができる最高のものを作りました」としっかり自分を見据えている人の「最高」は説得力があり、そういう人の作品に限って、「なんだよ。最高っていうもんじゃないよ。超越してるよ」ってな具合のすごい感動をくれたりするんですよね。不思議です。それに本当に苦労して生み出した作品に対して「やり遂げました、最後まで」って言うミュージシャンにこそ「君は最高だ」ってこちらが言いたくなりますよね。もちろん、それは私自身の中での最高なんですが、それが何人も何十人も何百人もが同じように「君は最高だ」と感じるなら、それは本物のかなり高い「最高」なんじゃないかと。

きっと私も多くの音楽あるいは芝居あるいは絵画あるいは映画のファンも安っぽい「最高」はいらないんです。クオリティの高い、本物の「最高」を求めているんです。


一体私が何をいいたいのか・・・


「最高」は自分の作品に関しては自分で言っては危険だと・・・「最高」って思ってばかりいると次のステップにはいけないと。だって、そこが頂上ならもう降りていくしかないでしょ?

「まだまだここではない」って言う気持ちが次へのエネルギーの貯え口になって、いつもハングリーな気持ちでいるからこそ、「いい音楽を」「いい芝居を」「いい絵を」「いい映画を」っていう力を自分の中に起こしてくれるわけではないでしょうか?


「最高」っていう言葉は自分で発する言葉ではなく、自分以外の人から発せられる言葉にすべく、多くのクリエイティブな人たちがいつか多くの人たちから「最高」という言葉の花束をもらえることを願ってます。

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