寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

タンポポが公園の斜面を黄色に

2016年04月01日 11時08分19秒 | 日記・エッセイ・コラム

   

 タンポポが公園の斜面を黄色く染め始めました。このタンポポは

日本タンポポではなく西洋タンポポです。タンポポで思い出すの

学生時代にドイツ語のテキストに出てきた話です。題名は忘れて

しまいました。

 ある刑務所の囚人が運動時間になって外へ出ると、1本のタン

ポポが可憐な花をつけているのを見つけました。彼は刑務所に入

るずーっと前にたくさん咲いているタンポポを無造作に踏みつけ

ていました。そのときはタンポポに対して少しも感情を持ちませ

んでしたが、刑務所で見るタンポポは彼の心を和ませてくれまし

た。そして毎日の運動の時間が待ち遠しくて仕方がなくなりまし

た。同じ小さな花でも自分が置かれている状況によって全く違う

ものにみえるのですね。

 この文章ではでHund Blumeのことをとタンポポというようで

す。Hund(m)は犬のことです。またBlume(f)は花のことです。

  

公園の桜は、5分咲になりました。週末には満開になるでしょう。

わが町には丹沢山を水源とする葛川というのがあります。その両

岸の桜もみごろになりました。