タンポポが公園の斜面を黄色く染め始めました。このタンポポは
日本タンポポではなく西洋タンポポです。タンポポで思い出すの
学生時代にドイツ語のテキストに出てきた話です。題名は忘れて
しまいました。
ある刑務所の囚人が運動時間になって外へ出ると、1本のタン
ポポが可憐な花をつけているのを見つけました。彼は刑務所に入
るずーっと前にたくさん咲いているタンポポを無造作に踏みつけ
ていました。そのときはタンポポに対して少しも感情を持ちませ
んでしたが、刑務所で見るタンポポは彼の心を和ませてくれまし
た。そして毎日の運動の時間が待ち遠しくて仕方がなくなりまし
た。同じ小さな花でも自分が置かれている状況によって全く違う
ものにみえるのですね。
この文章ではでHund Blumeのことをとタンポポというようで
す。Hund(m)は犬のことです。またBlume(f)は花のことです。
公園の桜は、5分咲になりました。週末には満開になるでしょう。
わが町には丹沢山を水源とする葛川というのがあります。その両
岸の桜もみごろになりました。