寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

記憶に残っている映画(25)「二十四の瞳」

2016年04月04日 18時45分01秒 | 寓居人の思い出話

 この映画は、平和なある村の分教場で育った12人の

子供たちの成長の様子と戦争によて子供たちの未来が様

々に代わってしまいました。私たちの年代よりも8歳ほ

ど年長の人たちが体験してきました。私たちの年代のも

のはその一部を体験しました。こんなことを思い出すの

が良いのかどうかは人によって変わることですね。

 子供たちをお思う先生はたくさんいたと思いますが、

厳しい監視の下では自分の理想の教育ができなかったこと

を悔やんでいる方も大勢いたことでしょう。

 映画の中で分教場を巣立っていった子供たちは戦争で半

数ほどが亡くなってしまいました。大石先生は戦争に駆り

立てられる子供たちの姿を見て教師を辞めてしまいます。

 これ以上内容を書くのは蛇足を大きくしてしまうだけで

すからやめますが、高峰秀子さんの大石先生のような先生

と出会うことは子供にとって幸せなことだったでしょうね。

 この映画の監督は木下恵介さんです。その他に月岡夢二、

浪花千恵子、田村高広、笠 智衆、他といった俳優さんが

出ています。

 私の感想は書かないことにしましょう。この映画を見るこ

とが何よりも雄弁に語るものすから。