寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

記憶に残っている映画(28)「パピヨン」

2016年04月17日 21時40分57秒 | 寓居人の思い出話

 「ドラキュラ」という小説あるいは映画を見たこと

があるでしょう。この小説が出版されて大騒ぎになっ

たとき、ヴェネズエラの市民権を取得したアンリ・シ

ャリエールは私の経験してきたことのほうがずーっと

面白いと言って書いた小説を映画化したのがこの「パ

ピヨン」という映画です。

 私は「ドラキュラの小説は読んでいないのですが、

映画はそれほど面白いとは思いませんでした。が、

「パピヨン」という小説は映画を見た後で読みました。

実際は映画よりも小説のほうがおもしろいと思いまし

た。しかし、映画はロケ地の風景が大変美しく現地人

(映画の登場人物)の素朴さが何とも言えない心温ま

るものでした。パピヨンというのはフランス語で蝶を

意味する言葉ですが、仲間の裏切りで終身刑の判決を

受けた男の胸に掘られ入れ墨で、その男をパピヨンと

呼ばれた。過酷な重労働に耐えられず繰り返し脱獄し

そのたびに捕まり刑期が増加する。最後の脱獄をして

ベネズエラの市民権を獲得し、静かな後半生を送ると

いう男の半生を伝記として描いたものです。

 主演は、ステーブ・マックイーンそして共演がダス

テイン・ホフマンです。1974年3月に日本で公開

されました。TV初登場は1977年10月で日本語吹き

替え版でした(この部分は資料によります)。