ぶつぶつ…ぶつぶつ…。
…と、40ページのセリフを一晩で覚えてやる!と、呪文のようにつぶやきながら歩く…。
気がつくと、声が出ていたようで、すれ違う人からじっと見られたり、前を歩く人が振り返ったり…。
こんなに集中したのは初めてじゃなかろうか?
こんな集中力が私にあったんだ…。
…と、しみじみ、自画自賛。
そして、いよいよ、発表です。
ーーー「前々回に渡したテキストを読んでみよう!」
え?前回の冊子は?
前々回のテキストを数人が交互に読み上げる…。
え?前回の冊子は?!
「読み方が一辺倒でだめだ!…もう一度!」
え?前回の冊子は?!?!
早く発表しないと、忘れてしまいそうで💦💦
「じゃ、新しい本を渡す。これも、覚えるように!」
え?終わり?前回の冊子は💦(泣きそう)
しかも、今度渡された冊子は、さらに倍の80ページ。これもまた、セリフだ。
「終了❗」
ちょ、ちょっと、待って~💦覚え損?!
「……な~んて言うと思ったか?今、安心した顔をした連中、何人かいたぞ❗
それに引き換え、アン子(ニックネーム)、なんだその絶望的な顔、早く発表しないと忘れちまう~ってやつか?」
お見通しでした。
「それじゃ、アン子から!」
やっと、発表…。
あちこち、しどろもどろでしたが、なんとかかんとか、無事に終了!
レッスン生8人ほどで、出来たのは(とりあえず、全文記憶)二人だけでした。
もう、やりたくない~と、思いながら、さらに倍の80ページの冊子をめくる…。