バスの中は、二人っきりだ…。
「いろいろあってね…。」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃない…」
泣きそうだ…。
だけど、何が大丈夫じゃないのか聞けない…。
聞いてはいけない気がした…。
そして、彼女は深い深いため息をついて、窓の外に目をやった。
「彼女……。」
「彼女…?あ、○○さん?(先輩)」
「彼女のお願いは、断れないから…」
「…そ、そうなんですか…。」
真意はわからないけど、とりあえずなだめるために、相づちをうつ。
「彼女ね、今日、ナースの格好をするらしいの」
「…はい。」
「白衣、真っ白でしょ。」
「はい。」
「彼女、(先輩)派手な下着を着けて来たんですって」
「はぁ…」
清純派な人で、派手な下着を着けそうに見えなかったけど…。
ーーあ、そ、そうか!
透けちゃう…ってワケか?
赤とか…かな?
つづく。。。