いかり…怒り…怒りっ💢…ぶちっ❗←キレる音
乱闘‼
…と、怒り→乱闘までの芝居が難しい💦
私の怒りを受け止める相手はU。
「思いっきり来ていいよ❗」
…と言ってくれる。
ト書には、『怒りに任せ、髪をひっ掴み、引きずり回す』と、書いてある。
このト書通りの事をすれば、絶対にケガをする💦💦
ここで、アクションの勉強をした成果が表れる。
力を加減しながらも『力任せ』に見えないといけない。
これは、加害者(?)だけで出来る技術ではない。
被害者も、『力任せ』に振り回されるような演技、リアクションをしてくれないと、そうは見えない。
相性も大切ですね。
被害者のUが私を信頼してくれて、どの程度の力加減で、どの程度の振り回され方をすればいいのか…の微調整が大切。
私がちょっと遠慮をすると、見る側からすると、『あれ?』ってなってしまうし、遠慮しないと、本当に力が入ってしまう。
「大丈夫だよ。多少ケガしても仕方ないよ」
なんて、Uは言ってくれるけど、当然、多少でもケガをさせてはいけないんです。
だいたい、引きずり回す…なんて、想像できますか?
ちょっとあり得ない光景ですよね💦
とりあえず、やってみた。
案の定、Uは「痛い!」と言って、しゃがみこんだ。
力の加減が本当に難しい💦
参った💦💦
私には、こういうのが、一番難しい…💦💦
Uは、笑顔で「大丈夫❗大丈夫❗何度でもやりましょう❗」…と言ってくれる。
先生は…と、言うと、他人事のような顔をして、親指で鼻をほじる。
再び挑戦‼
髪の毛をひっ掴み…からの~振り回す~。
「うっ💦」
と、声にならない声を出すと、Uがうずくまった。
「だ、大丈夫?!」
「大丈夫。大丈夫!」
いやいや、大丈夫なんかじゃない…。Uは痛そうだ。
どこが痛いのか?…というと、頭ですね。
髪の毛を引っ張るワケですから…。
しかも、乱闘シーンを披露する場所が平坦な場所ではない…坂道…そして、すぐ横には階段…という設定なので、平台に平台を斜め掛けして坂道と階段を作っての場所。
あまり豪快に振り回すと、坂道、または階段的なセットから被害者が落ちてしまうと、微調整なんて何の意味も無くなって、大怪我必至だ…。
こりゃ~とんでもないぞ~💦💦