「先輩、派手な下着、着けて来たんですって…。」
今日は、ナースの格好をしなければならない…。
あ、そうか、白衣だから下着…透けるのか?
「さっき、白衣を着てみたら、くっきりと、ショッキングピンクが透けてるの…。」
「そ、そうなんですか…。」
…だけど、どうして彼女がそんなに落ち込むのか?
「下着をね…、貸して欲しいって言うのよ。」
「え?!し、下着っ?!」
「ブラジャーとガードル」
「え?!」
「ショック…。」
「か、貸したんですか?」
「断れるわけ無いじゃない…」
「助監さんが、『下着買って来ます!』って言ったけど、朝早いから、まだお店開いてないし…。そしたら、彼女、余裕の顔で『大丈夫!⚪⚪ちゃん!貸してくれるよね!』って…。
『すみません、貸してもらえますか…?』って、さすがに助監さんも、申し訳無さそうだった…。」
「た、大変ですね💦💦」
「はじめてじゃないから、私も諦めてたけど…。」
また、泣きそうだ…。
先輩、後輩の関係は、どこでも深刻なようだ…。
「彼女、意地悪な人じゃないのよ。寧ろいい人だと思う。だけど、びっくりするほど天然で、あり得ない行動をする人なの。私は、何故か彼女とのバーターが多いから、こんな尻拭いばかり…」
「………。」
つづく。。。