自分が憧れのスターさんの少しだけ近くに来たつもりだったけど、現実を知って、寧ろ遠くなった気がしました。
憧れのスターさんが出演のドラマの仕事が来たんです。
「⚪⚪さんが主演のドラマだけど…」
「やります!」
いつも、前向きな私の返事は、「NO」なんて、あり得ません。
しかしながら、今度ばかりは、少し食い気味で勢いのある返事だったと思います。
「明日だけど、6時に⚪⚪集合で…」
「大丈夫です!」
…とは、言ったものの、私が住んでるところから、その現場に6時に着くのは大変だ…なんて事、すっかり忘れていました。
…いや、無理にでも行ってたと思います。
どうしよう…。タクシー?…そんなお金無いし…。誰か現場の近所に住んでる人の家に泊めてもらう?…いやいや~、明日の話しだし、無理に決まってる…。
煮詰まってしまいました。
「明日、送って行こうか?」
と、言ってくれたのは、美人担当のU。
「仕事が7時半から⚪⚪であるの。」
彼女も撮影の仕事だった。
「そんなに遠くないから、ついでに送れるよ。」
神の声でした。
女神Uに送ってもらって、現場に遅れずに登場❗