ある日、美人担当のUと私がダブル主演で舞台をすることに…。
なんと、ひとりの男性を取り合う役所。
ちょ、ちょっと‼
取り合うレベルじゃないんだけど~💦
まぁ、それでも、役の上の事ですから!
…と、自分に言い聞かせながらも、『同じレベルで闘う役なんて無理~』と心は叫んでいました。
ただ、少し違うのは、私が演じる役は、『気の強い女』
あ、これなら、いける‼️(笑)
私とUの、ひとりの男性を巡ってのバトル的な会話が見せ場なのですが、最終的に私が男性の背中に鋏を突き立てる…という芝居でした。
そこで、新しい悩みが発覚…。
基本的に、某H座の先生が演出をつけてくれるんですが、先生が忙しいので、時々自主的に芝居の稽古。
そんな中での問題発生…。
私の演技に殺意が感じられない❗…と、仲間からのダメ出し💦(例の、鋏を突き立てるシーンですね✂️)
「殺意を感じた事ないの?」
『無いよ❗あるわけ無いじゃん❗』
何度やっても、『殺意』が無い…。
私の見解だと、好きな男性に裏切られたからと言って、必ずしも『殺意』にはならないんじゃないか…と思っていたんですが…。
『殺意』がテーマのお芝居では無いので…。
さんざん煮詰まって、演出に聞いてみました。
「殺意が感じられない…ですか?」
「殺意?いらん、いらん!そんなもの!」
…と、一蹴です(笑)
後にも先にも、『殺意』について、真剣に考えた時でした。