エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

幸村を討て

2025-02-23 07:57:03 | 
今村翔吾 著  中公文庫  2024年 12月 15日再販

今村翔吾さんの作品は大好きでこれまでも何冊か読んでいる。
「幸村を討て」は2022年に直木賞受賞後第1作として書かれたもの。

読む前は、やっぱり、、、幸村を討て!と言ったのは家康だよね、なんて思っていたけれど、登場する大阪の陣で活躍する6人の武将によって話は進められ、その誰もが思う。
「幸村を討て」と。

敵だけではなく、共に戦った味方の武将にまでそれを言わせる。
それほどまでに、幸村の奸計のめぐらし方がすごい。
名だたる武将ですら、丸めこまれてしまう。 いや、丸めこまれたようでいて裏を読もうとして裏切られ散っていく。

これを読みながら、真田って凄かったんだ!と今さら思う(苦笑)
大河ドラマの《真田丸》や《どうする家康》をもっとちゃんと見ておくんだったと後悔した。

真田丸が始まった時、堺雅人さんって、イメージ違わない??なんて思ったものだけど、読み進むうちにああ、ぴったりだったんだ、、、と感じた。
幸村パパ(笑)の、草刈正雄さんもね。

やっぱり今村さんの時代小説は面白いなぁ。


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5 コメント

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Unknown (もにもに)
2025-02-23 23:24:29
真田幸村・・この字面からして惹かれます(笑)
初めて認識したのは小学生の頃のNHK人形劇
『里見八犬伝』だと思います。
漠然と「かっこえーー」と思っていて。
でも歴史音痴で苦手なので自分から調べたり
することはなく。
『真田丸』は唯一最初から最後まで見た大河です。
どこまでが事実なのかは謎ですがすごい武将
だったんですね。
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こんにちは (楽母)
2025-02-23 15:51:02
おちゃこさん
私も今村さんの作品自体はそんなにたくさん読んでませんが、外れナシでした。
直木賞の《塞翁の楯》も《イクサガミ》も良かったし、最初に今村さんにはまるきっかけになった《羽州ぼろ鳶組》は、シリーズ大人買いして(笑)毎日1冊で読みふけりました。
今村さんって、いろいろ活動したはるしyoutubeチャンネルも持ってたと思います。
本屋巡りもよくしてるし、どこかでサイン会でもいいから会いたいですね。
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こんにちわ~ (おちゃこ)
2025-02-23 13:53:59
久しぶりに読んでみたいと思う作家さんに出会ったな~
と、言っても読んでる暇なんか無いんやけどね・・・
チャロが長期お泊まりと言っても残るヤンチャ娘が二人もいるし・・・

今村翔吾さんって温かそうな人やし実物に会ってみたいな~😊
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こんにちは (楽母)
2025-02-23 11:08:23
どっぐべあさん
そうですよね~。
ここの兄弟たちはすごいです。
歴史ミステリーでありながら、家族の物語だという書評もあります。
家を残すというのは大変な事だったんですね。
でも、真田は生き残り、真田広之となって将軍に(笑) な~んてね
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Unknown (どっぐべあ)
2025-02-23 08:59:03
おはようございます。
私は兄弟が戦う残酷さよりも真田を残すことを優先して豊臣と徳川に分かれて戦ったことで真田は凄いなと思いました。
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